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戦後日本の裏社会を牛耳ったアメリカ人の実話、ハリウッドでドラマ化 ─ 原作は名作ノンフィクション『東京アンダーワールド』

Photo by Hiroshige Fukuhara on Unsplash

戦後日本の裏社会で暗躍した実在のイタリア系アメリカ人のギャングを描いたノンフィクション『東京アンダーワールド』が、ハリウッドでドラマ化されることがわかった。米Deadlineが報じている。

ノンフィクション作家のロバート・ホワイティングによる原作は、1999年に米国で刊行されて以降、ワーナー・ブラザースやアマゾンなどが幾度と映画化の企画するも、様々な理由から頓挫してきた。今回の企画は、2019年12月に設立されたLegendary Global社の企画第1弾として再始動するものだ。同社はレジェンダリー・ピクチャーズの傘下にて、世界規模のテレビ作品の開発・出資・製作を手がけるというコンセプトの新事業とされる。

『東京アンダーワールド』は、第2次世界大戦後に荒廃した日本に駐兵として移住後、裏社会を牛耳り「東京のマフィア・ボス」と呼ばれたイタリア系アメリカ人、ニック・ザペッティの奇想天外で波瀾万丈の生涯を描く。悪賢いザペッティは日本の犯罪者たちを率いてヤクザと政府に立ち向かい、億万長者のナイトクラブ経営者、宝石泥棒、プロレスラーなどを経て、東京の裏社会の王座に君臨することになる……。

脚本には「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」(2010-)『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)のテレンス・ウィンターが就任。製作総指揮はウィンターと、エミー賞ノミネート作品「POSE/ポーズ」(2018-)を手掛けたシェリー・マーシュらが務める。製作時期やキャストについては不明。日本からのキャスト参加や、日本での撮影の有無についても気になるところだ。

なお日本の裏社会を描く作品には、ほかにも『ベイビー・ドライバー』(2017)のアンセル・エルゴートと渡辺謙が出演・製作総指揮を務めるドラマ「トウキョウ・バイス(邦題未定、原題:Tokyo Vice)」がHBO Maxにて企画されている。

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Source: Deadline

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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