『トムとジェリー』が映画化、実写とアニメのハイブリッドで ─ 2019年に撮影開始

米ワーナー・ブラザースが、往年の短編カートゥーン『トムとジェリー』の映画化を企画していることがわかった。米Varietyが伝えた。
監督に交渉中と伝えられたのは、『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』(2005)『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』(2007)ほかコメディ系のフィルモグラフィを持つティム・ストーリー。Varietyが伝えるところによると、実写とアニメのハイブリッド作品として企画されているという。早くも2019年中の撮影開始を目指す。
『トムとジェリー』といえば、おなじみ猫のトムとジェリーが”仲良くケンカ”する様を描くドタバタコメディ。劇中ではトムもジェリーも言葉を発さないが、この度の実写/アニメ映画でもトムとジェリーには声優を起用しない考え。Varietyは「国外にもアピールできるだろう」と記した。

米ワーナーは『トムとジェリー』をはじめ、実写とアニメのハイブリッド作品を他にも企画中だ。NBA選手マイケル・ジョーダンがバックス・バニーやトゥイーティーといったルーニー・テューンズのキャラクターが共演した実写とアニメのハイブリッド作品『スペース・ジャム』の続編『スペース・ジャム2(仮題)』も進んでおり、『ブラックパンサー』(2017)のライアン・クーグラーがプロデューサーとして就任、NBAロサンゼルス・レイカーズ所属のレブロン・ジェームズ選手の主演も決定している。
ほか、1969年よりアメリカで愛される犬のキャラクター『スクービー・ドゥー』の新作アニメ映画の企画も報じられた。タイトルは未定で、2020年の第1四半期の公開を予定している。この企画に『ホーム・アローン』(1990)や『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001)などの大物クリス・コロンバスが関心を示し、制作プロデューサーに就任したとも伝えられている。
Source:Variety