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トム・クルーズがアカデミー名誉賞を受賞、初めてのオスカー像獲得へ

ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング
©2024 PARAMOUNT PICTURES.

『ミッション:インポッシブル』『トップガン』シリーズのトム・クルーズが、アカデミー名誉賞を受賞することがわかった。アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーが発表した。

アカデミー名誉賞は、生涯にわたる優れた業績、映画芸術や科学分野への大いなる貢献、あるいはアカデミーへの卓越した奉仕を称えるために授与されるもの。アカデミー会長のジェーン・ヤン氏は、「トム・クルーズの映画製作コミュニティや劇場体験、スタント界に対する比類なき尽力は、私たち全員に刺激を与えてきました」と授賞理由を綴っている。

また、アカデミーはクルーズを「史上もっとも認知され、もっとも優れた興行収入を誇る俳優のひとり」と称え、「映画体験を熱心に支持し、業界が新型コロナウイルス禍の困難な時期を乗り越えることに貢献した」と評価した。

アカデミー賞では『7月4日に生まれて』(1990)『ザ・エージェント』(1997)で主演男優賞候補、『マグノリア』(2000)で助演男優賞候補に選ばれているが、残念ながら受賞は逃している。主演・製作を兼任した『トップガン:マーヴェリック』(2023)も作品賞候補となったが、こちらも受賞は叶わなかった。したがって、クルーズにとっては今回が自身初のオスカー像となる。

クルーズとともに名誉賞を受賞したのは、『フェーム』(1980)などで知られる俳優・振付家・監督のデビー・アレン、『ドリームプラン』(2022)などのプロダクション・デザイナーであるウィン・トーマス。ジーン・ハーショルト友愛賞には、歌手・女優であり慈善活動家のドリー・パートンが選出された。

アカデミー主催による第16回ガバナーズ・アワード授賞式は、2025年11月16日にオベーション・ハリウッドのレイ・ドルビー・ボールルームで開催される。

Source: Oscars

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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