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ノーラン新作『オデュッセイア』は「すさまじい傑作」とトム・ホランド ─ 「絶対CGですよね?と思ったら、全部カメラの効果だよと言われた」

トム・ホランド
El Hormiguero https://www.flickr.com/photos/elhormiguerotv/51870431073

クリストファー・ノーラン監督の最新作『オデュッセイア』を、出演者のトム・ホランドが「傑作」と絶賛した。すでにホランドは、完成した映画を自身の目で観ているようだ。

本作はマット・デイモン演じるイタカの王・主人公オデュッセウスが、トロイア戦争の終結後、家族の待つ故郷へ帰還を目指す物語。荒れ狂う海や怪物、神々が彼の行く手に立ちはだかる──10年におよぶ壮大な旅と冒険、困難を描いた叙事詩だ。

以前にも「これまでで最高の脚本」「間違いなく人生最高の仕事」と本作の経験を振り返っていたホランド。米GQのインタビューでは、「すさまじい傑作です。僕のことは抜きにして、本当に素晴らしい。こんな映画は観たことがありません」と興奮を隠しきれていない。

ノーランのこだわりは、なるべくCGに頼らず、できるかぎり実写・実物での撮影を追求することだ。ホランドは完成した映画を観ながら、「久しぶりに“どうやって作ったんだろう?”という疑問が湧いてきました」という。

「“どうやったんだろう? 絶対にCGだ”と思ったシーンがいくつもあったんですが、映画が終わった後、彼(ノーラン)に“CGですよね?”と聞いたら、“いやいや、全部カメラの効果だよ。しっかり計画して、準備したんだ”と言っていました。ファンの皆さんも、全編を通じて、さまざまなアクションやシークエンスに圧倒されると思います。」

その完成度たるや、撮影現場にいたホランドでさえ信じられないほどらしい。「これほど大スケールかつ壮大な、とんでもないアクション映画のなかで、彼はこれほど複雑で心温まる物語を描き出すことができる。本当に驚きましたし、この映画に出演できたことは俳優としての誇りです」という。「クリスがこの機会を与えてくれたことに、僕は心から感謝しています」

撮影現場では、父親役マット・デイモンとの仕事からも多くを学んだ。「これほど過酷な映画で、彼はリーダーとして誰よりも懸命に働いていました。いつも笑顔でセットに来て、とても親切で、スタッフにも優しく接する。この映画を作り上げるうえで、彼は全員の手本になっていました」といい、「彼からもらった数々の金言は秘密にしておきます」と語っている。

“映画”への大いなる探究心を持つ大先輩との仕事は、ホランドに大きな影響を与えたようだ。作品選びの基準について、ホランドは「監督がとても重要です。新しい形で自分が挑戦できる、そして成長させてもらえるような監督と仕事をしたい」と述べ、同時に「スタジオも本当に大切」と力を込めた。

「僕は劇場や映画館、また暗闇で映画を楽しむという共同体験を心から支持します。そうした体験を、より良い形で届けているスタジオと関係を築き、コミュニティとして映画館を存続させていきたい。これは今後10年間、僕がとりわけ注力していきたいことなのです。」

映画『オデュッセイア』は2026年公開。配給はビターズ・エンド、ユニバーサル映画(US公開日は7月17日)。

※Amazon のアソシエイトとして、THE RIVERは適格販売により収入を得ています。

Source: GQ

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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