ノーラン新作『オデュッセイア』は「すさまじい傑作」とトム・ホランド ─ 「絶対CGですよね?と思ったら、全部カメラの効果だよと言われた」

クリストファー・ノーラン監督の最新作『オデュッセイア』を、出演者のトム・ホランドが「傑作」と絶賛した。すでにホランドは、完成した映画を自身の目で観ているようだ。
本作はマット・デイモン演じるイタカの王・主人公オデュッセウスが、トロイア戦争の終結後、家族の待つ故郷へ帰還を目指す物語。荒れ狂う海や怪物、神々が彼の行く手に立ちはだかる──10年におよぶ壮大な旅と冒険、困難を描いた叙事詩だ。
以前にも「これまでで最高の脚本」「間違いなく人生最高の仕事」と本作の経験を振り返っていたホランド。米GQのインタビューでは、「すさまじい傑作です。僕のことは抜きにして、本当に素晴らしい。こんな映画は観たことがありません」と興奮を隠しきれていない。
ノーランのこだわりは、なるべくCGに頼らず、できるかぎり実写・実物での撮影を追求することだ。ホランドは完成した映画を観ながら、「久しぶりに“どうやって作ったんだろう?”という疑問が湧いてきました」という。
「“どうやったんだろう? 絶対にCGだ”と思ったシーンがいくつもあったんですが、映画が終わった後、彼(ノーラン)に“CGですよね?”と聞いたら、“いやいや、全部カメラの効果だよ。しっかり計画して、準備したんだ”と言っていました。ファンの皆さんも、全編を通じて、さまざまなアクションやシークエンスに圧倒されると思います。」
その完成度たるや、撮影現場にいたホランドでさえ信じられないほどらしい。「これほど大スケールかつ壮大な、とんでもないアクション映画のなかで、彼はこれほど複雑で心温まる物語を描き出すことができる。本当に驚きましたし、この映画に出演できたことは俳優としての誇りです」という。「クリスがこの機会を与えてくれたことに、僕は心から感謝しています」
撮影現場では、父親役マット・デイモンとの仕事からも多くを学んだ。「これほど過酷な映画で、彼はリーダーとして誰よりも懸命に働いていました。いつも笑顔でセットに来て、とても親切で、スタッフにも優しく接する。この映画を作り上げるうえで、彼は全員の手本になっていました」といい、「彼からもらった数々の金言は秘密にしておきます」と語っている。
“映画”への大いなる探究心を持つ大先輩との仕事は、ホランドに大きな影響を与えたようだ。作品選びの基準について、ホランドは「監督がとても重要です。新しい形で自分が挑戦できる、そして成長させてもらえるような監督と仕事をしたい」と述べ、同時に「スタジオも本当に大切」と力を込めた。
「僕は劇場や映画館、また暗闇で映画を楽しむという共同体験を心から支持します。そうした体験を、より良い形で届けているスタジオと関係を築き、コミュニティとして映画館を存続させていきたい。これは今後10年間、僕がとりわけ注力していきたいことなのです。」
映画『オデュッセイア』は2026年公開。配給はビターズ・エンド、ユニバーサル映画(US公開日は7月17日)。
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Source: GQ






























