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トム・クルーズが宇宙に行く映画、撮影開始の要は「保険」 ─ ダグ・リーマン監督が現状明かす

トム・クルーズ ダグ・リーマン
THE RIVER | Georges Biard https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Doug_Liman_avp_2014.jpg | Remixed by THE RIVER

俳優トム・クルーズを主演に、宇宙で撮影を敢行する史上初のアクション映画(タイトル未定)について、監督を務めるダグ・リーマンが現状を明かした。リスクの伴う製作過程だけに、企画の進行には保険の存在が欠かせないようだ。

本作はアクション・アドベンチャーとして企画されており、監督には『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)『バリー・シール/アメリカをはめた男』(2017)でトムとタッグを組んだダグ・リーマンが就任済み。製作にはこれまで『ミッション:インポッシブル』シリーズで共にしてきたクリストファー・マッカリーが入り、米民間宇宙企業SpaceXのCEOであるイーロン・マスクも企画に参加予定だ。トムを支える心強い後ろ盾を揃えた盤石の体制で企画が進められている。

本作の撮影開始は、主演のトムが『ミッション:インポッシブル』第7作・第8作を進めているため、しばらく先になる見通し。しかし、キャストや制作陣のスケジュール以前に、撮影を始動させる絶対条件として“保険”の契約が重要になってくるという。米Colliderのインタビューに応じたリーマン監督が明かしている。

インタビュアーは、リーマン監督に「宇宙で撮影するのに、どうやって保険契約を結ぶのでしょうか?」と質問。宇宙に行くだけで相当のリスクが予想されるが、宇宙で激しい動きを伴うアクションを撮影するとなると、最悪の事態に備えた保険の契約が必要となってくるだろう。これに監督は「今作についての初期の話し合いから、“どうやって保険契約をかけるのか”というのは議論の焦点でした」と返答。「保険に関する折り合いが付けられなければ、この映画は成り立ちません」と話している。

その直後に「もう折り合いは付けた」と続けるリーマン監督だが、具体的に保険の契約を締結させたのかについては明言を避けている。これに伴い、撮影スケジュールの詳細についても口をつぐむリーマン監督。ただし、「来年もしくは2年以内に撮影を始められると思いますか?」という質問には、リーマン監督は「もちろんです。あやふやな案というのでなく、映画ですから」と前向きな返答を見せていることから、現在も撮影に向けた準備が水面下で進められているのだろう。

なお2020年9月には、2020〜2023年の期間における国際宇宙ステーションの乗客名簿に、トムとリーマン監督の名前が挙げられていると米TMZが報じていた。この時、搭乗時期が2021年10月とまで伝えられていたが、以降製作側からの正式な発表はなされていない。もっとも、コロナ禍の影響や関係者のスケジュールなど、幾つもの懸念点が重なる上に、トムやリーマン監督が宇宙に行くための訓練期間を経ることを考慮すると、開始までは当分先となりそうだ。

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Source: Collider,TMZ

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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