【ネタバレ】『トップガン マーヴェリック』若手俳優「全員」が徹夜で筋トレして挑んだシーンとは?

この記事には、『トップガン マーヴェリック』のネタバレが含まれています。

海軍が主導するプラント破壊の特別ミッションの招集メンバーとなったハングマンは、若手パイロットの中でも群を抜く凄腕の持ち主。しかし、往年の若きアイスマンを彷彿とさせるようなハングマンの気取った態度が、チームの輪を乱し、時に乱闘をも引き起こしてしまう。
この難しい役どころに挑んだパウエルだが、米Entertainment Weeklyでは「あのシーンを撮るまでのプレッシャーは、ほかのどの映画よりも大きかったです」と語り、俳優としての壁に直面したことを明かしている。気になる“あのシーン”とは、実際に戦闘機に乗り込んで挑んだ飛行シーンでも、アツい人間ドラマとして印象に残った乱闘シーンでも無かった。パウエルがひときわ気合いを入れたのは、マーヴェリックと若手パイロットたちがビーチでアメフトをする場面だったというのだ。
このビーチでのシーンは往年のファンにはいわずもがな、オリジナル版へのオマージュを捧げたもの。『トップガン』劇中では、マーヴェリックはじめ生徒たちがオフの日にビーチに集まり、バレーをして汗を流す。上空やロッカールームでどんなにいがみ合っていても、砂浜だけはある種の“聖域”として、パイロットたちの友情が描かれた。
『トップガン マーヴェリック』ではビーチバレーがビーチアメフトに変わることで、アイコニックなワンシーンが蘇ったわけだが、パウエルによれば、なんと若手キャストの「全員が撮影当日前夜は真夜中までジムにいて、クランチや懸垂をしていた」という。どうやらキャリア史上最大級の重荷を感じていたのは、パウエルだけではなかったようだ。
ちなみに、パウエルは元々マイルズ・テラーが抜てきされたルースター役を希望していたが、代わりに提案されたのがハングマンというキャラクターだった。パウエル本人は一度出演を辞退しようと考えたというが、後にトムからのキャリア指導を受けたことで、出演の意思を固めたというエピソードも語られている。
『トップガン マーヴェリック』は公開中。
Source: Entertainment Weekly