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お蔵入りの「タワー・オブ・テラー」映画化企画、構想明らかに ─ 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のような作風

Tower Of Terror タワー・オブ・テラー
Photo by Alexf https://commons.wikimedia.org/wiki/File:TowerOfTerror_MGM.jpg

東京ディズニーリゾートでも2006年から“タワテラ”の愛称で親しまれている人気アトラクション「タワー・オブ・テラー」はかつて、米ディズニーパーク版「The Twilight Zone Tower of Terror」に基づいた映画化企画が進められていた。ところが、現時点で本企画は白紙となってしまった模様。企画を率いていた『チャーリーとチョコレート工場』(2005)『アラジン』(2019)などを手掛けるジョン・オーガストが、本作を「お蔵入り映画」として、絵コンテを含めた構想の全貌を自身のTwitterに公開しているのだ。

「タワー・オブ・テラー」の実写化は1997年、女優キルスティン・ダンストらが出演したテレビ映画『ホーンテッド・ホテル(原題:Tower of Terror)』で実現している。オーガストによる劇場向け映画の企画は、2015年に第1報が伝えられた。これを報じた米Deadlineは、あらすじとして「豪華なホテルに滞在する5人(のゲスト)がエレベーターに乗った後、雷に打たれて姿を消してしまう」とだけ記しただけで、ストーリーに関する詳細は謎に包まれていた。

それから約5年、米ウォルトー・ディズニー・スタジオにピッチを自ら行ったというオーガストが「『タワー・オブ・テラー』映画の絵コンテを共有します」と、物語の全容をTwitterに公開。2枚の絵コンテと共に、物語の詳細が明かされている。

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オーガストは、お蔵入りとなった本企画では「建物のエレベーターが時間を通り抜ける」というアイデアが物語の中心に据えられていたと記している。巡り会った1920年の世界に住むバンドリーダーと2020年の世界に住む都会の洞窟探検家が、ロサンゼルスの歴史を刻む多くの時代を通過して脱出を図るという物語が展開されるはずだったという。石器時代まで時を遡る展開まで練られていたようだ。

作風が近しい映画作品として、オーガストは『バンデットQ』(1981)、『恋はデジャ・ブ』(1993)、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズを列挙。どれもタイム・ループあるいはタイムトラベルを題材とした傑作だ。しかし、オーガストによるアイデアは「ディズニー側が求めていたものではなかった」という。

なお、「その後アトラクションは閉鎖となった」とオーガストが補足で記しているように、カリフォルニア州アナハイムの「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー」にある「The Twilight Zone Tower of Terror」は、2017年に終了している。もしかすると当時のディズニーは、アトラクションの閉鎖に伴って映画化企画の進行にも消極的だったのかもしれない。

自身のアイデアを披露したオーガストだが、今や実現については諦念に達しているのだろう。最後に現在の心境を明かしている。

「お蔵入りになった映画はたくさんありますが、これらはキャンプで知り合った友人のようです。あまり彼らについて考えるようなことは無いけれど、全てを思い出すとノスタルジーに包まれた幸せな気分になります」。

ちなみに、ディズニーアトラクションを映画化した作品といえば、ドウェイン・ジョンソン&エミリー・ブラント共演の『ジャングル・クルーズ』が2021年に公開される予定。そのほか、「ホーンテッドマンション」の再映画化企画や「スペース・マウンテン」の実写映画化企画が発表されている。

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Source: Deadline

Writer

SAWADA
SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。

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