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【TFお勉強企画その4】東京・上野RED MERCURY直撃取材前編!トランスフォーマー・ファンの夢「G1補完計画」の全貌に迫る

トランスフォーマー初心者の筆者が、来年公開予定の劇場版新作「トランスフォーマー/ザ・ラストナイト」、公開日近辺で盛り上がるであろうトランスフォーマーお祭り騒ぎに、ごく自然に、なおかつ華麗に便乗するべく始めたこのシリーズ。その時になって「引っ込んでろ、このニワカ野郎」と言われないために、むしろ言う側に回るべく自分なりの研究を進めているところです。

初代アニメ「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」の鑑賞も全体の中盤に差し掛かり、そろそろトランスフォーマー文化の中枢である「玩具」のお勉強に入ろうと思ったのですが・・・何しろトランスフォーマー関連商品のラインナップときたら、取っ掛かりがまるで見当たらないほどの膨大なバリエーション。どこから入ればいいのか、全く入り口が判らない状態でしたので、ここは素直に専門家に教えを請おうと思い立ち、東京を代表するアメトイ専門店、上野「RED MERCURY」にお邪魔しまして、同店でバイヤーを担当されている飯塚氏に、「トランスフォーマーTOY初心者の手引き」をテーマにお話を伺ってきました。今回はそのお話をまとめたものを前後編二回に分けてお届け致します。

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(レッドマーキュリーHPより)http://www.redmercury.co.jp/

1.上野「RED MERCURY」とは

今回伺ったレッドマーキュリーは、首都圏に住むアメトイコレクターの間では、知らぬ者はいないほどの有名店。スターウォーズ関連商品の豊富な品揃えで名をはせておられますが、トランスフォーマー関連商品も広い店舗の約1/3を占有するほどの充実度。日本のみならず世界広しと言えども、店舗型(オンライン販売もあります)でここまでトランスフォーマーに特化したお店もそうはないでしょう。

90年代「SPAWN」を契機に沸き起こったアメトイブームの折に開店されて以来、常にお客さんの声をフィードバックする形の商品展開を心がけられ、「ファンと一緒に作り上げてきたお店です」と飯塚氏。品揃えは現行商品が中心ですが、長い歴史を持つお店だけに店内に眠るレア物も少なくありません。まさにアメトイファン都会のオアシス。今回お話を伺った飯塚さんは、そのレッドマーキュリーで仕入れを統括されている、長年メーカーとファンの間の「アメトイ最前線」を見つめてこられた方です。

2.トランスフォーマーファンの夢「G1補完計画」

「トランスフォーマーとはつまるところG1です。」飯塚氏は断言します。
曰く、スターウォーズにしろガンダムにしろ、偉大なコンテンツには、いかに優れた続編がその後つくられたとしても、「ゼロから生まれたもの」のインパクトを超えることができない、言い方は悪いですがいわゆる「ファーストの呪縛」が付き物ですが、トランスフォーマーは特にその傾向が強いそうです。
そのことの裏付けに、トランスフォーマー30年の歴史には大きく分けて三回のビッグウェーヴがあり、一回目は当然、G1と呼ばれる初代アニメシリーズ、二回目は1997年の「ビーストウォーズ」、そして三回目は2007年マイケル・ベイ監督の実写映画、この三回の波によってトランスフォーマーはコンテンツとして時には息を吹き返し、新規ファンを大量に獲得してきたはずなのですが、ことトイに限った話をすると、G1関連商品の売り上げが圧倒的で、コレクターの人数もG1ファンがその他のシリーズと比較して明らかに多いのが現状なんだそうです。
筆者としては、実写映画一作目の世界的大ヒッットが記憶に新しく、このことから実写版のファンが多勢を占めるのではと思っていましたが間違いでした。

※G1とは正確には、前述のTVアニメシリーズ第一作「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」(1985)から、OVA「トランスフォーマーZ」(1990)までの時期を指すのですが、ここでは便宜上、狭義のG1、初代アニメシリーズ「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010」(アメリカでは同一タイトル)のことです。

そして、このみんな大好きG1に登場したキャラクター達を、「現在の解釈、技術で商品化したトイで揃えたい、それも、できたら全種類」をテーマに収集している方がトランスフォーマーコレクターには多くおられ、その収集の道をあえて名づけるならば、と突然お話の途中で碇ゲンドウのようになる飯塚氏。

Writer

アクトンボーイ
アクトンボーイ

1977年生まれ。スターウォーズと同い歳。集めまくったアメトイを死んだ時に一緒に燃やすと嫁に宣告され、1日でもいいから奴より長く生きたいと願う今日この頃。

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