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『トランスフォーマー』新作映画、3本の脚本が進行中 ─ うち1本がマイケル・ベイ監督復帰版

Photo by Aditya Vyas

映画『トランスフォーマー』シリーズに新展開だ。米スカイダンス・メディアによるパラマウント・グローバルの買収が成立したことによって、新CEOデヴィッド・エリソンによる刷新体制が設立。「優れた才能を持つ世界のアーティストや映画製作者たちにとって、パラマウントを再びナンバーワンの目的地にする」と掲げ、同社は年間15〜20作の映画公開を志す。事実上の休眠状態にあったシリーズ映画の数々を推進すると宣言した。

そのひとつが『トランスフォーマー』シリーズ。実写シリーズは現在『トランスフォーマー/最後の騎士王』(2017)が“行き止まり”を作っており、『トランスフォーマー/ビースト覚醒』(2023)では時間軸を過去に戻した。アニメーション映画『トランスフォーマー/ONE』(2024)はファン評価が高かった一方、興収成績では苦戦した。

Deadlineによると、スタジオは現在3本のそれぞれ異なる脚本を進行中。うち一企画が、先日伝えられたマイケル・ベイ監督復帰版であるという。

現時点でこれ以上の情報は伝えられていないが、他にはかねてより予告されていた『G.I.ジョー』とのクロスオーバー企画がある。これは『ビースト覚醒』に連なる物語で、『アベンジャーズ』シリーズのソー役で知られるクリス・ヘムズワースがG.I.ジョーのひとりとして出演予定だ。

また、『トランスフォーマー/ONE』にも3部作構想があった。ただし、プロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラは「興行収入を上げなければ」と条件をつけていたのだが、同作は製作費回収もやっとだったため、あまり期待はできないだろう。

『トランスフォーマー』実写シリーズはこれまでに全世界累計52億ドル以上を稼いだドル箱シリーズで、世界各地では映画の世界をテーマにしたアトラクションも稼働中。改めての人気シリーズに“トランスフォーム”できるか。新体制が繰り出す企画に注目だ。

Source:Deadline

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から企画制作・執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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