『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』レイとカイロ・レンの決闘に期待せよ ─ デイジー・リドリー「大きな戦いがある」

『スター・ウォーズ』新3部作で光と闇の物語を伝えるレイとカイロ・レンは、これまでもライトセーバーでの激戦を披露している。『フォースの覚醒』(2015)では、まだライトセーバーの使い手として未熟だったレイをカイロが追い詰めるが、覚醒したレイが形勢逆転。続く『最後のジェダイ』(2017)では、玉座の間での危機に瀕して協力。8体のエリート・プレトリアン・ガードを相手にしている。
スカイウォーカー・サーガ完結作となるエピソード9『スカイウォーカーの夜明け』では、レイ対カイロ・レンが再び光刃を交えることになる。この戦いについて、レイ役のデイジー・リドリーが米MTVのポッドキャスト番組「Happy Sad Confused」で予告した。
見どころは、激突に至るまでのレイとカイロ・レンの関係性だ。『最後のジェダイ』ではカイロ・レンが自らの側にレイを引き入れようとする場面もあったが、2人は『スカイウォーカーの夜明け』でどのような展開を迎えるのか。デイジーは、この関係描写について制作陣が「素晴らしい仕事を成し遂げたと思う」と太鼓判。次のように続けている。
「楽しい友情もあって、それからレイとカイロの、奇妙な間柄っていうんですかね。あと、大きな戦いもあります。大きな戦いです。Vanity Fair誌でその場面が少し分かる写真が公開されて、すごく嬉しかったです。」
デイジーの言うVanity Fairが公開したカットとは以下のもの。水しぶきを浴びながら、レイとカイロがライトセーバーを握り対峙している。どうやら、この激闘はかなり見応えがあるようなのだ。
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「すごい戦いなんですよ。私もファイターとして良くなっているし、ライトセーバーの光が明るくされているんです。だから、重い剣じゃなくて、光を振り回しているような感じに見えるんです。」
ライトセーバーといえば、『スター・ウォーズ』を象徴する伝統的な武器。言わずもがな刃が光るのが最大の特徴のひとつだ。この性質が印象的だったバトルとして思い出されるのは、『エピソード2/クローンの攻撃』(2002)のアナキン・スカイウォーカー対ドゥークー伯爵。配電ケーブルを斬ってわざと暗闇を演出したアナキンの表情に青と赤の光が反射し、後にダークサイドに傾向する結末を示唆した。
同じく、『エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)のルーク・スカイウォーカー対ダース・ベイダー戦も忘れがたいだろう。暗闇に身を隠すルークがベイダーの脅しに激昂して光刃と共に自らを奮い立たせる場面では、薄暗い中で激しくぶつかりあう2本のライトセーバーが物語のクライマックスを印象づけた。
デイジーの口ぶりからすると、『スカイウォーカーの夜明け』レイ対カイロ・レン戦は、おそらく新3部作の中でも特に見ごたえある戦いになっているのだろう。何せ『スカイウォーカーの夜明け』はスカイウォーカー・サーガの最後であり、レイとカイロ・レンの因縁にもケリがつく物語だ。デイジーの言う「すごい戦い」に今から期待しておきたい。
「エピソード9」となる映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(原題:Star Wars: The Rise of Skywalker)』は2019年12月20日(金)全国ロードショー。
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Source:Happy Sad Confused