【ネタバレ】『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』カイロ・レン戦いの地に伝わる悲しい伝説とは

この記事には、映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のネタバレが含まれています。すでに作品を鑑賞された方向けの内容となりますのでご注意下さい。なお、このページをSNSにてシェア頂く際は、記事内容に触れないようお願い致します。

『スカイウォーカーの夜明け』冒頭、カイロ・レンはストーム・トルーパーを引き連れ、赤く燃えるような森でライトセーバーを振るっていた。笠をかぶったような一団を次々となぎ倒していくレン。その先で石箱を開き、かつてダース・ベイダーが所有していたシス・ウェイファインダーを手にするのだった。
ここでカイロ・レンが戦っていた舞台は、灼熱の惑星ムスタファーだ。『エピソード3/シスの復讐』(2005)ではアナキン・スカイウォーカー対オビ=ワン・ケノービ悲劇の戦いの地となり、その後はダース・ベイダーが自らの城を構えた場所である。この地にまつわる、不思議な伝説とは。
アラズメクの入植者が信奉する、コルヴァックス夫人の伝説
カイロ・レンがムスタファーで戦っていた一団は、アラズメクの入植者と呼ばれるカルト信奉集団。ダース・ベイダーの死後、信奉集団の数派がムスタファーに入植してきたが、アラズメクの入植者はその中でも粘り強かったという。彼らはシスやベイダーを信奉し、城主を失ったベイダーの城の保護にもつとめていた。
アラズメクの入植者は、ほかにもコルヴァックス夫人(Lady Corvax)と呼ばれるムスタファーの古い女性も崇拝しており、彼女の伝説には死者蘇生にまつわる言い伝えがあった。
コルヴァックス夫人とは、VR作品『Vader Immortal』で言及された女性。遥か昔、ムスタファーで暮らしていた彼女にはフォース感応能力があった。彼女はとある戦闘で夫を亡くすと、ムスタファーに伝わる最も神聖な古道具、三日月型クリスタルのブライト・スターを盗んで蘇生を試みた。これによって解き放たれた強大なエネルギーが、かつて緑豊かだったムスタファーの地表を完全に破壊、荒れ地へと変えてしまったという。
コルヴァックス夫人はブライト・スターを自らのサンクトラムに封印。その地上に建てられたものこそ、『ローグ・ワン』にも登場したダース・ベイダーの城である。帝国時代、ベイダーはブライト・スターの使用を試みたが、この聖なるクリスタルの使用はコルヴァックスの血を継ぐものに限られており、失敗に終わった。
『スカイウォーカーの夜明け』冒頭でカイロ・レンが戦っていた「コルヴァックスの沼(Corvax Fen)」と呼ばれる湿原一帯は、コルヴァックス夫人の涙で生まれたと言い伝えられている。アラズメクの入植者は、ブライト・スター以前の豊かな自然を有するムスタファーの生態系に戻すため、この沼地にアイアンツリーと呼ばれる木を植え続けている。しかしその試みは虚しく、ほとんどの木は現在のムスタファーの厳しい環境に適応できずに枯れていくのだとか。
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Source:Wookiepedia(Alazmec,Corvax Fen,Irontree,Alazmec of Winsit,Fortress Vader,Corvax,Aeon Engine)