『トイ・ストーリー4』米国でシリーズ記録更新、世界興収2億3,800万ドルの快スタート ─ 『アラジン』は8億ドル突破、絶好調つづく

ディズニー/ピクサー最新作『トイ・ストーリー4』が2019年6月21日に米国公開を迎え、オープニング興行成績の情報が到着した。おなじみ『トイ・ストーリー』シリーズの新作とあって、やはり期待を裏切らない快スタートを見せている。
米Box Office Mojoによると、『トイ・ストーリー4』は米国興行収入1億1,800万ドル、海外37地域で興行収入1億2,000万ドルを記録し、6月23日時点で世界興収2億3,800万ドルを記録。米国では『トイ・ストーリー3』(2010)の1億1,030万ドルを抜いてシリーズ史上最高の初動成績となり、もちろん週末ランキングでも第1位を獲得している。
ところが本作は、事前の予測とはやや異なる数値を弾き出しており、今後の展開は未知数ともいえる。米Deadlineは公開に先がけて、米国初動興収1億6,000万ドル、海外初動興収1億ドル以上を見込んでいた。すなわち総興行収入は2億6,000万ドルほどになるとの予想だったわけだが、実際の数値はこれに2,200万ドルほど届かなかったことになる。予想外だったのは、米国で予想を下回ったこと、海外でそれを補う健闘を見せたことだろう。

海外で一番の大ヒットスタートとなったのは、メキシコの2,340万ドル。オープニング成績としては、メキシコ国内において歴代第3位というスマッシュヒットとなった。続いてイギリスの1,500万ドル、中国の1,340万ドル、ブラジルの960万ドルが続く。なお本作は多くの海外市場で公開を迎えておらず、フランスやドイツ、イタリアといったヨーロッパ各国のほか、『トイ・ストーリー』支持の厚い日本でも公開まで約3週間を残している状況だ。
引き続き注目すべきは、本作が、米国の大手レビューサイトRotten Tomatoesにて批評家スコア98%、観客スコア95%(6月24日時点)という驚異の絶賛を浴びていること。惜しくも米国初週の興行成績は予想に届かなかったが、口コミなどの力を得て、長期にわたるヒットとなることはおそらく間違いないだろう。
一方、同じくディズニー作品としては、先がけて公開されていた実写版『アラジン』が進撃を継続中。世界興収8億1,011万ドルという大台突破を実現しており、国内興収は2億8,751万ドル、海外興収は5億2,260万ドルという内訳になっている。日本でも海外市場において指折りの大ヒットを記録しており、さらなる数字の伸びにも期待できそうだ。
映画『トイ・ストーリー4』は2019年7月12日(金)全国ロードショー。『アラジン』は2019年6月7日(金)より全国公開中。
『トイ・ストーリー4』公式サイト:https://www.disney.co.jp/movie/toy4.html
『アラジン』公式サイト:https://www.disney.co.jp/movie/aladdin.html
▼『トイ・ストーリー4』の記事
Sources: Box Office Mojo, Variety