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『トイ・ストーリー4』なぜ前作で完結しなかったのか ─ Rotten Tomatoesで「100%認定フレッシュ」の超高評価

トイ・ストーリー4
©2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

ディズニー/ピクサー映画『トイ・ストーリー4』の大絶賛が続いている。2019年6月21日の米国公開を直前に控えて、業界大手のレビューサイトRotten Tomatoesでは、批評家スコアで「100%」と記録する高評価。同サイトの基準を満たし、最高スコアのまま「認定フレッシュ(Certified Fresh)」入りを果たしたのである(2019年6月15日13:30現在)

https://www.rottentomatoes.com/m/toy_story_4 スクリーンショット(2019年6月15日13:30現在)

しかし『トイ・ストーリー4』は、製作発表後すぐに受け入れられたわけではなかった。なにしろ『トイ・ストーリー』シリーズは、『トイ・ストーリー』(1995)『トイ・ストーリー2』(1999)を経て、前作『トイ・ストーリー3』(2010)で完結したかのように思われていたのである。少なくとも前作の結末は、「これで完結」とされても違和感のない内容だった。


この評価が一気に覆ったのは、米国で本作の試写が始まった頃だった。「心配する必要はない」どころか「信じてください、これは私たちに必要な物語でした」として“シリーズ最高傑作”だと訴える者も現れてきたのだ。

本作で監督を務めたのは、ピクサー屈指の名作ともいわれる『インサイド・ヘッド』(2015)で脚本を担当したジョシュ・クーリー。米Cinema Blendでは「僕たちもみなさんと同じ疑問を持ちましたよ。“完結したんじゃないの?”って」とのコメントを語っている。

「(製作が始まった)5年前はいろんな疑問があったわけです。責任は重い、プレッシャーは大きい、夜は眠れない。そのことが、挑戦しようとしているものの大きさを教えてくれました。僕たち自身、『トイ・ストーリー3』の結末が大好きで、ウッディとアンディの物語は終わったと思っていましたから。だけど、まだウッディには語るべきストーリーがあると思ったんです。」

『トイ・ストーリー4』では、ウッディやバズをはじめとするおなじみのオモチャたちが、新たな持ち主ボニーのもとでどんな日々を過ごしているのかが描かれ、ボー・ピープも再登場する。元々の持ち主であるアンディがいない世界の物語だ、と言ってもいいのかもしれない。

ところで、今度こそ『トイ・ストーリー』シリーズは完結するのだろうか? プロデューサーのジョナス・リヴェラ氏は、未来の可能性を否定しないながらも、ひとつの物語が幕を閉じることを明らかにしている。

「(シリーズを)終えられる作品になって満足しています。未来の可能性は残されていますし、ピクサーは“絶対にない”とは言いませんよ。ですが、ストーリーテラーとして、ひとつの物語を終える作品として、この映画には満足しているんです。」

映画『トイ・ストーリー4』は2019年7月12日(金)全国ロードショー

『トイ・ストーリー4』公式サイト:https://www.disney.co.jp/movie/toy4.html

『トイ・ストーリー4』に批評家たちが熱狂

Sources: Rotten Tomatoes, Cinema Blend

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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