【ネタバレ】『ザ・スーサイド・スクワッド』真のヴィランはアイツ、ジェームズ・ガン監督が明かす

この記事には、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のネタバレが含まれています。

『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』では、政府の司令を受けたアマンダ・ウォラーの命により招集されたスーサイド・スクワッドの悪党たちが、コルト・マルテーゼ島で秘密裏に進められていた極秘計画を潰すミッションに挑んでいった。ヴィランとして立ちはだかったのは、ヒトデのような姿をした地球外生命体のスターロ。終盤では、街を簡単に踏み潰せるほど巨大な姿を見せ、スーサイド・スクワッドを窮地に陥れた。
その暴れっぷりから誰が見てもヴィランであるスターロだが、ジェームズ・ガン監督によれば真のヴィランではないのだという。2021年8月31日に米HBO Max上で配信されている本作のウォッチパーティを主催したガン監督は、開催中にTwitterを更新した。
ある特定のシーンについて「ゴア描写は、スターロの目玉の動き以外全て実写撮影です」と明かしたガン監督は、続けて「スターロにはすっごく申し訳なく感じてます」と憐れみを見せた。これを踏まえ、「もし『ザ・スーサイド・スクワッド』に敵が1人いるとしたら、それはスターロではありません。アマンダ・ウォラーです」と綴ったのだ。
All these gore effects were practical other than Starro’s moving eyeballs. I feel very sorry for Starro. If there is a single antagonist of #TheSuicideSquad it isn’t Starro, it’s Amanda Waller. #TSSWatchParty
— James Gunn (@JamesGunn) August 31, 2021
確かに、ウォラーは悪党14名の生命与奪権を握っており、ミッションでは絶対的な存在だった。任務開始前には悪党たちの頭に爆弾を埋め込み、命令に背いた者はすぐに爆破すると無情に伝えていた。戦場から逃げ出したサバント(マイケル・ルーカー)を見て爆破スイッチに手をかけたウォラーの姿は無慈悲そのものであった。
そんなウォラー、とあるワンシーンについて制作段階で頭を悩ませていたガン監督の救世主でもあった。本編前半で訪れたブラッドスポート(イドリス・エルバ)とピースメイカー(ジョン・シナ)が罪のない人々を1人残らず殺害してしまう一連の場面だ。これについて、製作のワーナー・ブラザース幹部も自分も「やりすぎだ」と感じていたというガン監督は、その解決策として「すべてアマンダ・ウォラーの命令だったことにする」ことを思いついたという。その後、ウォラーが全員の殺害を命じる場面が追加され、問題は一件落着したというのだ。
2016年の『スーサイド・スクワッド』から登場しているウォラー。最後は部下に後ろから襲われ暴君ぶりをあっさりと阻止されたが、またいつか姿をみせることはあるだろうか。