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DC映画ユニバース、『ザ・スーサイド・スクワッド』から作品同士の接続再開か ─ スピンオフドラマ「ピースメーカー」、DC他作品とも繋がる

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結
© 2021 WBEI TM & © DC

DCコミックスを原作とする「DC映画ユニバース」が、ついに作品同士の接続を再開する可能性が浮上してきた。『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)のスピンオフドラマ「ピースメーカー(原題:Piecemaker)」は、DC原作のいくつかの企画に繋がる内容になるという。映画・ドラマの両方で監督を務めたジェームズ・ガンが語った。

「ピースメーカー」はジョン・シナが演じる“正義のためなら女子供も殺す”アンチ・ヒーロー、ピースメーカーを主人公とする新たな物語。『ザ・スーサイド・スクワッド』の完成後、本作の製作にあたってきたガンは、米The Hollywood Reporterにて「『ピースメーカー』は確実に『ザ・スーサイド・スクワッド』に繋がっているし、最終的には、その他のDC作品にも繋がります」と明言した。

ワーナー・ブラザース/DCコミックスは、現在『ブラックアダム(原題)』や『ザ・フラッシュ(原題)』、『アクアマン』(2018)の続編映画『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム(原題)』、そして『シャザム!』(2019)の続編映画『シャザム!: フューリー・オブ・ザ・ゴッズ(原題)』を製作中。さらにHBO Maxでも、グリーン・ランタンやジャスティスリーグ・ダーク、バットガールなど複数の企画が進行中だ。

DC映画といえば、過去には「DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)」との呼称が使用されていたが、のちにこれは非公式名称だったことも判明。現在では「DC映画ユニバース」や「DCフィルムズ・ユニバース」などと呼ばれることが多いが、ガン監督は「DCエクステンデッド・ユニバース」の名称が内部で使用されているところも「確かに見た」と証言。『ザ・スーサイド・スクワッド』を経て、ふたたび作品が繋がりはじめる可能性を強調している。

「この映画を作った後、(DCEUの表記を)たくさん見ましたね。それは、彼らがすべてを良い形でまとめ上げようとしているから。[中略]要素が繋がっていくところを、今までよりも少したくさん見ることになると思いますよ。その一方で、『ジョーカー』(2019)のような独立したDC作品も作ろうとしている。良いバランスだと思います。」

現時点で「ピースメーカー」のストーリーは明らかになっておらず、もちろんDC作品とどんな繋がりを見せるのかも不明。ガン監督いわく「『ザ・スーサイド・スクワッド』と同じく一切の縛りなし、けれどもまったく違う」作品で、「巨大なSFストーリーがひとつのシーズンにまたがっている」とのこと。ただし「メインのストーリーはこのシーズンかぎりですが、『ピースメーカー』がワンシーズンのみということではありません」とも予告されている。

映画『ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結』は2021年 8月13日(金) 全国公開。

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Source: The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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