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興奮すると巨大なレッサーパンダに、ディズニー&ピクサー最新作の米予告編 ─『Bao』の気鋭監督が手掛ける

https://youtu.be/pqdHP2dWQ9M

ディズニー&ピクサー最新作『Turning Red(原題)』より米国版予告編が公開された。

本作の主人公である13歳の少女メイ・リーは、母親に従順な娘であり続けることと、思春期の混乱との間で揺れ動いている。彼女は興奮すると、巨大なレッサーパンダに変身してしまうのだった。魔法の言葉を叫ぶと変身するシャザムや、怒りなどの負の感情で変身するハルクといったキャラクターを思い起こさせる内容だ。

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公開された予告編は、メイが授業中に隣の生徒から、「お母さんが外にいるよ」と書かれた紙を渡されるところからスタート。それを読んだメイは、一瞬にして表情が凍りつき、ホラー映画で流れるような音楽とともに窓の方を見る。そこには、木に隠れつつ教室の方を見る母親の姿が確かにあったのだ。「こんなのありえない」と頭を抱えるメイ。セキュリティガードが母親に詰め寄るも、母親は娘を見に来たと言い張り、彼と激しい口論になってしまう。

それに気づいたほかの生徒たちが騒ぎ始め、メイの心拍数は急上昇。その結果、Backstreet Boys「Larger Than Life」とともに、メイはレッサーパンダに変身する。そして恥ずかしさのあまり、レッサーパンダの姿のまま教室を飛び出してしまう。自分の気持ちを落ち着かせることで、元に戻れるようだが、コントロールは思春期の彼女にはなかなか難しそうだ……。

レッサーパンダのデザインは、どことなく『となりのトトロ』(1998)を彷彿とさせる仕上がりだ。これはビジュアルもそうだが、メイという少女の名前からもその影響を感じさせられる。なお、予告編では、ターバンをつけたセキュリティガードや、中国の提灯、桜の木など、さまざまな国の要素が散りばめられていた。多様性を描く作品でもあるのかもしれない。

監督を務めるのは、『インクレディブル・ファミリー』(2018)と同時上映された短編映画『Bao』(2018)を手がけた気鋭、ドミー・シー。ピクサーの短編映画を監督した初の女性としても知られており、アカデミー賞短編アニメ部門では見事受賞を果たしている。製作を担当するのは、『ウォーリー』(2008)『ファインディング・ドリー』(2016)のリンジー・コリンズだ。なお本作は、Disney+ではなく、劇場での先行公開を目指すと伝えられている。

『Turning Red(原題)』は、2022年3月11日に米国公開予定。

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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