ニコラス・ケイジがニコラス・ケイジ演じる映画、各国吹替版ニコラス・ケイジが披露されるも日本版ニコラス・ケイジはなし

ニコラス・ケイジがニコラス・ケイジ役を演じるアクション・コメディ映画『The Unbearable Weight of Massive Talent(原題)』より、お気に入りの映画を祝うための日「Global Movie Day」に因んだスペシャル映像が公開された。本作のニコラス・ケイジが世界各国の吹替版とともに映し出される映像なのだが、残念ながらそこに日本語吹替版が入っていないのである。
celebrate #globalmovieday with a movie star beloved around the world. nicolas cage stars in a one-of-a-kind multi-lingual trailer for unbearable weight of massive talent. pic.twitter.com/1KPjwKWuYC
— Lionsgate (@Lionsgate) February 12, 2022
映像で紹介されるのは、韓国、ブラジル、ポーランド、スペイン、フランス、ドイツ、ロシア、フィンランド、イタリアの吹替版ニコラス・ケイジ。本作はアメリカ含め13の地域で2022年4月より公開予定で、この度の映像に登場した9カ国では各国の吹替版も制作されるということなのだろう。ここに日本が入っていないということは、現時点で本作の日本公開は決定していないらしいということである。
ニコラス・ケイジの日本語吹替といえば、これまで主に大塚明夫が担当し、ほか山路和弘や速水奨といった声優が務めてきた。願わくば日本版ニコラス・ケイジの声も加わって欲しかったものだが、事情が間に合わなかったのだろう。
この映画のニコラス・ケイジは経済的危機を迎えており、ニコラス・ケイジの大ファンだというメキシコ人億万長者の男のバースデー・パーティーに登場する仕事を、100万ドルのギャラでしぶしぶ引き受ける。ニコラス・ケイジと男との絆が深まったころ、その正体は麻薬カルテルの大ボスであり、アメリカ政府からの依頼でメキシコ大統領候補の娘を誘拐していたことが判明。危険な状況に陥ったニコラス・ケイジは、一世一代の「大役」として振る舞うことになり……。
現時点で『The Unbearable Weight of Massive Talent(原題)』の日本上陸予定は不明だが、日本語吹替版とあわせてぜひ希望したいものである。