ニコラス・ケイジがニコラス・ケイジ演じる映画の予告編が米公開 ─ 「ニコラス・ケイジ映画史上最高」

ニコラス・ケイジがニコラス・ケイジ役を演じるアクション・コメディ映画『The Unbearable Weight of Massive Talent(原題)』より、初の予告編映像が米公開となった。ニコラス・ケイジがニコラス・ケイジ役を熱演している。
この映画のニコラス・ケイジは経済的危機を迎えており、ニコラス・ケイジの大ファンだというメキシコ人億万長者の男のバースデー・パーティーに登場する仕事を、100万ドルのギャラでしぶしぶ引き受ける。ニコラス・ケイジと男との絆が深まったころ、その正体は麻薬カルテルの大ボスであり、アメリカ政府からの依頼でメキシコ大統領候補の娘を誘拐していたことが判明。危険な状況に陥ったニコラス・ケイジは、一世一代の「大役」として振る舞うことになり……。
映像では『60セカンズ』(2000)や『クルードさんちのはじめての冒険』(2013)、『フェイス/オフ』(1997)に『コン・エアー』(1997)といったニコラス・ケイジ出演作タイトルの言及も。億万長者ハビー(ペドロ・パスカル)の自宅にはニコラス・ケイジの蝋人形も飾られており、ニコラス・ケイジは不気味がっている。
BLACKPINKの「Kill This Love」に合わせて、「ニコラス・ケイジ映画史上最高」といったフレーズも踊る小気味よい映像では、ブロック塀を乗り越えようとするニコラス・ケイジとハビーの間抜けなコメディ場面も切り取られている。
なお本作で描かれるニコラス・ケイジについてニコラス・ケイジは、「ニコラス・ケイジはニコラス・ケイジが作り出したバージョンだ」と語っている。ニコラス・ケイジが考えるニコラス・ケイジとは別のニコラス・ケイジと理解しておくのが良さそうだ。
脚本は『恋人まで1%』(2004)を手掛けたトム・ゴーミガンと、彼と米Foxのコメディ・ドラマ「Ghosted(原題)」を執筆したケヴィン・エッテン。監督はトム・ゴーミガン。ニコラス・ケイジ役を演じるニコラス・ケイジもプロデュースを手掛ける。2022年4月22日米公開予定。ニコラス・ケイジ・ファンの多い日本での公開にも期待したい。