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「ウォーキング・デッド」リック&ミショーンの新作ドラマ、2023年に米放送決定 ─ 映画版は製作断念、再びテレビに登場

ウォーキング・デッド
Andrew Lincoln as Rick Grimes, Danai Gurira as Michonne, Alanna Masterson as Tara Chambler, Lauren Cohan as Maggie Greene - The Walking Dead _ Season 7, Episode 8 - Photo Credit: Gene Page/AMC

いよいよ完結を迎える人気ドラマ「ウォーキング・デッド」(2010-)より、アンドリュー・リンカーン演じるリックと、ダナイ・グリラ演じるミショーンのスピンオフドラマ(タイトル未定)が製作されることがわかった。2022年7月22日(現地時間)、サンディエゴ・コミコンにて発表された。

シリーズでも屈指の人気キャラクターだったリックとミショーンは、それぞれシーズン9・10で「ウォーキング・デッド」から退場。どちらも再登場が待ち望まれており、リックを主人公とする映画版『ウォーキング・デッド』3部作も企画されていたが、こちらは2021年春に撮影開始と報じられたのち、続報が届いていなかった。製作陣はリック&ミショーンのスピンオフドラマに企画を移行し、映画化を断念したことを明かしている。

発表によると、本作はリックとミショーンの“壮大なラブストーリー”になるとのこと。すっかり変化してしまった世界で、ふたりは距離に、恐るべき力に、そして互いの過去に隔てられてしまった。死者との戦いが生者との戦いに変貌し、いまや以前とはまったく異なる状況下で、リックとミショーンは再会し、かつての自分たちを取り戻すことができるのか……。

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本作は全6話構成で、2023年に米国放送予定。ショーランナーは「ウォーキング・デッド」ユニバースのチーフ・コンテンツ・オフィサーであるスコット・M・ギンプルが務め、製作総指揮にはリンカーン&グリラも名を連ねた。

製作の発表に際し、ギンプルは「私はリックとミショーンが、そしてダナイとアンディ(アンドリュー)が大好きです。彼らとの仕事を続けられることはまさに夢が叶うこと。『ウォーキング・デッド』オールスターズと新たな顔ぶれとともに、長らく待った価値のある、すさまじく壮大なラブストーリーを作ります」との声明発表した。

リンカーンとグリラも、同じく「ウォーキング・デッド」への深い思い入れを明かし、物語を続けられることの喜びを語っている。リンカーンは「ついに物語を完結させられます。リック役に復帰し、ミショーン役のダナイと再会し、『ウォーキング・デッド』の世界に壮大なラブストーリーを加えられることが楽しみ」とコメント。グリラは「本当に特別な作品をお届けできるのがうれしい。また刀を握れるのが待ちきれません」と述べた。

なお「ウォーキング・デッド」はシーズン11をもって完結するが、2023年にはニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)&マギー(ローレン・コーハン)のスピンオフドラマ「Isle of the Dead(原題)」およびダリル(ノーマン・リーダス)のスピンオフドラマも米国放送予定。ひとつの物語が終わり、それぞれの物語へ世界が拡大していくことになる。

「ウォーキング・デッド」リック&ミショーンのスピンオフドラマ(タイトル未定)は2023年に米国放送予定

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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