クリス・ヘムズワース、『タイラー・レイク -命の奪還-』約12分の長尺アクションに挑戦 ─ 監督、車のボンネットに固定されてカメラ回す

クリス・ヘムズワース主演、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)アンソニー&ジョー・ルッソ監督がプロデュースするサバイバルアクション大作『タイラー・レイク -命の奪還-』が2020年4月24日(金)よりNetflixにて全世界独占配信となる。このたび、激しいアクションの撮影現場を捉えたメイキング映像が米国で公開された。
『タイラー・レイク』の見どころは、アクション俳優としての確かなキャリアを築きつつあるクリス・ヘムズワースと、『アベンジャーズ/エンドゲーム』でスタント・コーディネーターを担当したサム・ハーグレイヴによるアクションシーン。2人は「限界に挑戦した」と声を揃えているのだ。
そのうちのひとつが、長回しのショットを自然に繋ぎ合わせ、ワンカットのように見せる激しいチェイスシーンだ。『1917 命をかけた伝令』でも話題を呼んだ手法だが、クリスはカーチェイスから市街地での格闘まで、一連のアクションに挑んでいる。映像では「ナイフで戦い、銃で戦う。楽しかった」とコメントしているクリスだが、Twitterでは「これまで演じた中で、ずば抜けて複雑なアクションシーンでした」と回想。約12分にも及ぶ、臨場感たっぷりのチェイスは「観ているだけでも撮影と同じくらい疲れる。覚悟して」。
脚本・製作のジョー・ルッソは、ハーグレイヴ監督について「(チェイスを)成功させるために、ものすごい時間と思考を費やしている」と絶賛。メイキング映像では、監督自身がカメラを手にしたまま車両のボンネットに固定され、そのままチェイスシーンを撮るというムチャクチャな舞台裏を見ることもできる。むろん非常に危険なのだが、もともと監督はスタントマンとしてキャリアを積んできた人物だ。「これこそ僕の得意分野だから」とは本人の言葉である。

クリスは本作について、「アクションの量が今までで一番多いし、ワンショットだとスタントマンにやってもらうこともできません。誰もやっていないことに到達している」と自信をにじませた。また、ハーグレイヴ監督は「どうやってアクションの水準を更新するか、常にその挑戦です」と意気込みを述べている。「絶対に真似しないように」。
『タイラー・レイク -命の奪還-』
タイラー・レイクは、数々の危険な戦闘を渡り歩いてきた大胆不敵で屈強な傭兵。裏社会の危険な任務を生業とするタイラーは、ムンバイで誘拐された麻薬王の息子オヴィを、ギャングが支配するダッカの市街地から救出するミッションを請け負うことに。裏社会の武器商人や麻薬密売組織らが牛耳るアジトに単身突入し、少年を奪還したタイラーだったが、街中のギャングたちすべてが敵となり、凄まじい猛追を受ける。任務遂行は不可能とも思われる絶体絶命の状況を、タイラーは無事に少年とともに脱出することができるのか……。

出演者はクリス・ヘムズワースのほか、「ストレンジャー・シングス」『ブラック・ウィドウ』のデヴィッド・ハーバーら。監督は『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のセカンドユニット・ディレクター&スタント・コーディネーターを担当したサム・ハーグレイヴが務め、プロデューサーはアンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソが担当。脚本もジョー・ルッソが執筆した。
Netflixオリジナル映画『タイラー・レイク -命の奪還-』は2020年4月24日(金)独占配信開始。
Source: Chris Hemsworth