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『キングスマン』マシュー・ヴォーン監督、『スター・ウォーズ』監督のオファーがあったら? ─ マーク・ハミルとの仕事に興奮

キングスマン:ファースト・エージェント
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人気映画『キングスマン』シリーズを生み出し、『キック・アス』シリーズ、『X-MEN :ファースト・ジェネレーション』(2011)などの大ヒット作でメガホンを取っているマシュー・ヴォーン。原案・脚本・製作もこなす鬼才が、『スター・ウォーズ』の監督を依頼されたら「ノーとは言わない」と答えている。

Colliderとのインタビューで、『スター・ウォーズ』のファンだというヴォーンが、「そのユニバースで監督を務めたいですか?」と質問されている。「10年前に監督を依頼されていたら、『キングスマン』をタダでルーカスフィルムにあげて、『スター・ウォーズ』を撮りに行ったでしょう」と、ユーモアを込めて返答。しかし、その映画が「スカイウォーカー・サーガの一部なら」との条件付きで、あくまで正史シリーズなら関与したいとの意向を示している。またヴォーンは、「人生において重要な年齢でシリーズ第1作を観たことが決定的だった」と、こうも続けている。

「『スター・ウォーズ』は、私にとって本当に重要な映画でした。つまり、私は映画が好きだと思っていて、『スター・ウォーズ』を観たのです。6歳か7歳の少年として映画館に座っていたのを鮮明に覚えていて、(内容に)混乱してしまうほど幼かったのです。私は、ダース・ベイダーが小さな宇宙船の中にいて、レイア姫がいるデス・デストロイヤーとか呼ばれる場所に侵入したのだと思いました。文字通り、“彼女はプリンセスで、海賊のようなダース・ベイダーが乗り込んで乗っ取ったんだ”と思ったんです。今でさえ、20世紀スタジオ・FOXのテーマ曲を耳にしたら、どんな映画を観ても、『スター・ウォーズ』が始まらないとガッカリしてしまいます」

監督は幼すぎで第1作の内容を完全に理解はできなかったようだが、それでも子ども時代の壮大なる映像体験は強烈だったようだ。今でこそ大物監督として名だたる大作でメガホンを取り、数多くのスターと仕事をしているヴォーンだが、思わず「ミーハー」ぶりを発揮してしまったと、『キングスマン』撮影時のエピソードも披露している。

「今、私は数多くの映画スターと仕事をしていますが、これまでにカメラ越しに見た中で、一番ミーハーになってしまったのがマーク・ハミルです。だって、“マシュー、私にどうしてほしいかい?”と言いながら、私の目の前にルーク・スカイウォーカーが座っていたのですから。私は、“熱狂的なファンに見えないようにしろ。落ち着くんだ”と自分に言い聞かせました。それは、『フォースの覚醒』に彼が出演すると発表された時だったので、私はハミル氏に、“何が起きているのか教えてください。どうなっているんですか?”と聞いて、彼を悩ませてしまいました。彼は何も言いませんでしたが。」

『キングスマン』でハミルはアーノルド教授役を演じており、ヴォーンは子ども時代からのアイドルと念願の協業を果たした訳だ。それほどシリーズの熱狂的なファンであるヴォーンが、『スター・ウォーズ』でメガホンを取ることについて、「正史シリーズなら」と言った最初の答えを改めて、こう回答している。

「その答えですが、本当にスタジオが新しい相応な映画、独自の『スター・ウォーズ』映画を望んでいるのなら、私は“ノー”とは言いません。ライトセーバーを試すのみです。私が関与していない作品以外では……、常に『スター・ウォーズ』は私の注意を引くでしょう。」

メガホンを取るに値する内容であれば、『スター・ウォーズ』フランチャイズで監督に就任する気は満々の様子。「その場合は、シリーズのレガシーを守るために細心の注意を払うつもりです」と付け加えることも忘れず、「すごく答えが長くなってしまってすみません。ですが、そうですね。やりたいです」と素直に質問の答えを締めくくっていた。

脚本家としても素晴らしい仕事をしているヴォーンだから、もしも『スター・ウォーズ』に携われば、独自の物語を紡ぎ出してくれそうだ。監督の将来的なプロジェクトの中に、『スター・ウォーズ』が浮上するか注目しておきたい。

最新作『キングスマン:ファースト・エージェント』は2021年3月12日公開。

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Source:Collider

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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