『ヴェノム』米国オープニング興収、10月公開作品の記録更新が濃厚に ― 7,000万ドル超えのスマッシュヒットも視野

ソニー・ピクチャーズ製作、マーベル屈指の人気ダークヒーローを描く映画『ヴェノム』が、10月公開作品のオープニング興行収入記録を更新する見込みが濃厚だ。

2018年9月13日(現地時間)、米Deadlineは同日時点での興収予測を伝えている。業界の専門家は、『ヴェノム』は10月5日の公開後、オープニング興行収入として6,000~7,000万ドル以上を稼ぎ出すとの予測を発表した。
これまで10月公開作品のオープニング興収記録を保持していたのは『ゼロ・グラビティ』(2013)の5,570万ドル。『オデッセイ』(2015)も5,430万ドルと迫ったが、記録更新には至らなかった。


Deadlineは10月を“映画のオフシーズン”と形容し、ソニーの関係者も、これまで『ゼロ・グラビティ』を上回る記録が出なかったのは「それほどの映画が10月には公開されなかったからだ」という姿勢を示している。ただし、そんな中にあって『ヴェノム』イベント・ムービーとしての訴求力を持つとのこと。全年代の男性に強い訴求力を持つほか、女性人気も高く、50歳代中盤からの関心も大きいという。
ただし懸念として一点指摘されているのは、いまだ未知数である作品の完成度だ。批評家や観客の評価によって興行収入が左右される部分は否めず、評価が低かったがゆえに事前の予想に実際の数字が届かなかった作品も決して少なくはないのである。

『ヴェノム』の製作費は約1億ドルで、そのうち約3分の1を中国企業テンセントが担ったと伝えられている。ソニー幹部は本作のレーティングをR指定ではなくPG-13指定にするよう求めたというが、自社独自の映画版『スパイダーマン』ユニバースの皮切りであり、将来的にはスパイダーマンとの共演を見越しているという本作の重要度は、スタジオからすれば並大抵のものではないだろう。また優れた初動成績が予測されている以上、興行的な成功をなるべく高い水準で達成したいという意思のもとに作品のレーティングが決定されるのも奇妙なこととは言いがたい。

 

なおDeadlineは、『ヴェノム』と米国で同日公開される『アリー/ スター誕生』(2018年12月21日日本公開)にも注目。俳優ブラッドリー・クーパーが初監督・出演を務め、すでにレディー・ガガの演技が絶賛されている本作は、20歳代後半~30歳代中盤の関心を集めており、オープニング興収は2,500万ドル以上になるとみられている。

映画『ヴェノム』は2018年11月2日(金)より全国ロードショー。

『ヴェノム』公式サイト:http://www.venom-movie.jp/

Source: Deadline

About the author

THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくお伝えしたいと思っています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp へ。

JOIN THE DISCUSSION

※承認されたコメントのみ掲載されます。