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『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は「100%ラブストーリー」とトム・ハーディ

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腹ペコで粗暴なシンビオート、ヴェノムと、それに寄生された男・エディのドタバタ・バトルを描いた『ヴェノム』。マーベル史上最凶ヴィランのおどろおどろしい実写映画作品として公開された2018年のこの映画、実際はヴェノムとエディの関係に可愛らしいところがあり、スーパーヒーロー映画のファンのみならず、多くの観客の心を掴んだ快作だ。

その続編となる『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』では、どうやらヴェノムとエディらの関係が興味深く描かれることになりそう。エディ・ブロック/ヴェノム役のトム・ハーディが、本作について「100%ラブストーリーです」と米ScreenRantに宣言しているのだ。一体どういうことなのか。

「これはラブストーリーなんだと開き直っています。でも、ばかばかしい、シュールな要素もあって。皆さんが想像するようなものではないと思います。機能不全の愛っていうのかな」とハーディ。エディとヴェノムの関係性を「ラブストーリー」だと言い表しているのだとしても、それはそれで妙に納得できてしまうところもあるが、ここでのエディは『レット・ゼア・ビー・カーネイジ』に登場する複数の「カップル」について説明しているようだ。

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「バディ映画でもあり、奇妙なカップルもいる。『七年目の浮気』の要素もある。もう一組のカップルの方には、『テルマ&ルイーズ』、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』、『トゥルー・ロマンス』のような要素もあります。」

もう一方のカップルとは、クレタス・キャサディとシュリークのことを指すのだろうか。シュリークは叫び声によってあらゆるものを破壊すると紹介されているキャラクターで、クレタスと同じレイブンクロフト刑務所に収容されている。原作コミックではカーネイジの助力により刑務所を脱走し、パートナー関係となって共に殺しを行うという展開で知られている。ハーディが挙げた『テルマ&ルイーズ』(1991)『ナチュラル・ボーン・キラーズ』(1994)『トゥルー・ロマンス』(1993)は、いずれも犯罪者カップル/ペアを描く作品だから、これは大きなヒントと言えるだろう。特に『ナチュラル・ボーン・キラーズ』はクレタス役ウディ・ハレルソンの出世作でもあるから、予習のために観ておいて損はないはずだ。

さらにハーディは、エディの元婚約者アンと、彼女の婚約者ダンによる3組目のカップルの存在も紹介。「3組のカップルが全く異なる関係で絡み合っていて、機能性や機能不全の度合いも様々」と見どころを伝えている。また、カーネイジはヴェノムのシンビオートから誕生した存在であることから、ハーディは彼らが親子関係でありながら宿敵同士になるという「オペラのようにスリリングな展開」があるとも予告している。『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』で描かれる要素は多そうだ。

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は2021年12月3日全国ロードショー。

Source:ScreenRant

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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