Menu
(0)

Search

ジェシー・アイゼンバーグ主演『ビバリウム』トラウマ予告編 ─ カップルが同じ景色広がる住宅地から抜け出せなくなる

ビバリウム
© Fantastic Films Ltd/Frakas Productions SPRL/Pingpong Film

この住宅地からは抜け出せない……ジェシー・アイゼンバーグ主演、精神が崩壊する極限のラビリンス・スリラー『ビバリウム』が、2021年3月12日に公開される。この度、ポスタービジュアル&予告編が到着した。

本作は新居を探す若いカップルが、不動産屋に紹介された住宅地から抜け出せなくなる様を描いた作品。トムとジェマは、何となく足を踏み入れた不動産屋から、全く同じ家が並ぶ住宅地「Yonder(ヨンダー)」を紹介される。9番宅へ案内されたふたりは、家は気に入ったものの案内人を気味悪がり、帰路に着こうと車を走らせるが、どこまで進んでも9番の家に戻って来てしまう。

トムが家の屋根に上り街を見下ろすと無限に広がる同じ家、そして同じ景色が並んでいるのだった。ふたりは住宅地から抜け出せなくなってしまったのだ。そこに送られてきたのは、一つの段ボール。その中には、誰の子かも分からない生まれたばかりの赤ん坊の姿があった。

「育てれば解放される」というメッセージのとおり、トムとジェマの強制育児が始まった。異様な速度で成長する少年は、不気味な映像が流れるテレビを凝視したり、急に奇声を発したりと奇行が目立つようになる。この住宅街から抜け出したいトムとジェマは、穴を掘ったり、家を燃やしたり、挙句の果てには屋根から「HELP(ヘルプ)」を求めることに。

しかし、この住宅街はいつだって静けさに包まれていた。次第に精神が崩壊し狂っていくトムとジェマ。果たしてふたりは、この住宅地から出ることが出来るのか、住宅地に隠された秘密とは、一体誰が何のためにやっているのか。見ているこちら側の精神も崩壊へと導いていく。

ビバリウム
© Fantastic Films Ltd/Frakas Productions SPRL/Pingpong Film

ポスターの正面には、戸惑う表情のトムと、ジェマが赤ん坊を抱える姿が捉えられている。そんなふたりを呼び寄せるように「ようこそ、夢のマイホームへ」 というメッセージが添えられていることにも注目。しかし、トムとジェマの背後には、“夢”ではなく、“悪夢” となるマイホームが立ち並んでいるのだ。無限に繋がっているかのような演出のビジュアルには、さらに不気味さを覚える。

監督は、ホラー映画を数多く手掛けてきた新鋭、ロルカン・フィネガン。カップルを演じるのは、『グランド・イリュージョン』シリーズなどのジェシー・アイゼンバーグ、『グリーンルーム』(2015)『マイ・ファニー・レディ―』(2014)のイモージェン・プーツ。前代未聞な状況を前に、精神崩壊していく様を見事に演じたイモージェン・プーツは、第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した。

映画『ビバリウム』は2021年3月、TOHOシネマズ シャンテ他全国公開。

あわせて読みたい

Writer

アバター画像
THE RIVER編集部THE RIVER

THE RIVER編集部スタッフが選りすぐりの情報をお届けします。お問い合わせは info@theriver.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly