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ジェシー・アイゼンバーグ主演のラビリンス・スリラー『ビバリウム』2021年3月に公開決定 ─ カップルが住宅地から抜け出せなくなる

『ビバリウム』
© Fantastic Films Ltd/Frakas Productions SPRL/Pingpong Film

精神が崩壊する、極限のラビリンス・スリラージェシー・アイゼンバーグ主演のスリラー映画『Vivarium(原題)』が、邦題『ビバリウム』として、2021年3月に公開されることが決定した。

『ビバリウム』
© Fantastic Films Ltd/Frakas Productions SPRL/Pingpong Film

本作は、新居を探す若いカップルが不動産屋に紹介された住宅地から抜け出せなくなるラビリンス・スリラー。トムとジェマは、何となく足を踏み入れた不動産屋から、全く同じ家が並ぶ住宅地を紹介される。内見を終えて帰ろうとすると、先程まで案内していた不動産屋が見当たらなくなってしまう。

不安に思った二人は、帰路に着こうと車を走らせるが、どこまで行っても景色は一向に変わらない。二人は住宅地から抜け出せなくなってしまったのだ。そこに送られてきたのは、一つの段ボール。その中には、誰の子かも分からない生まれたばかりの赤ん坊の姿があった。果たして二人は、この住宅地から出ることが出来るのか、不動産屋の狙いは一体何なのか……。

監督は、ある女が次第にキツネに魅了される短編ホラー『Foxed(原題)』、初長編作品『Without Name(原題)』で注目を集める新鋭ホラー監督ロルカン・フィネガン。カップルを演じるのは、『グランド・イリュージョン』シリーズなどで知られるジェシー・アイゼンバーグ、『グリーンルーム』(2015)『マイ・ファニー・レディ―』(2014)の注目女優イモージェン・プーツ。前代未聞な状況を前に、精神崩壊していく様を見事に演じたイモージェン・プーツは、第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した。

第72回カンヌ国際映画祭「批評家週間」でワールドプレミア迎えた本作は、そのチャレンジングなテーマが評価され「ギャン・ファンデーション賞」が与えられた。また、想像を超えた内容に騒然とするも、海外メディアは絶賛している。「鮮明な視覚と独創性に感銘を受けた(The Playlist)」「エレガントな脚本(Irish Times)」と評され、批評家週間の中でも際立って注目を集めた一本だ。『IT/イット』シリーズなどの原作者である巨匠作家スティーヴン・キングもまた、本作について「この作品は私を驚かせた!上質で奇妙!」と絶賛ツイートをして話題となった。

映画『ビバリウム』は2021年3月、TOHOシネマズ シャンテ他全国公開。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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