Menu
(0)

Search

【ネタバレ解説】「ワンダヴィジョン」最終話、主なポイントまとめ

ワンダヴィジョン
『ワンダヴィジョン』 ディズニープラスで配信中 (c) 2021 Marvel

この記事には、ドラマ「ワンダヴィジョン」最終話の極めて重大なネタバレが含まれています。まだ本編をご覧になっていない方は、必ずご視聴後にお楽しみください。
なお、このページをSNSにてシェア頂く際は、記事内容に触れないようお願い致します。

ワンダヴィジョン
© 2020 Marvel

ヴィジョン対ヴィジョン

「ワンダヴィジョン」最終話では、第8話のミッドクレジットシーンで登場した白いヴィジョン(ホワイトヴィジョン)が襲来。ワンダがヘックスの中で蘇らせたヴィジョンと対決を見せた。

ワンダ版ヴィジョンは、ホワイトヴィジョンに「テセウスの船」と呼ばれる思考実験の話題を持ちかける。「古い船の腐食した板が新しい板と取り替えられ、本の板が残っていなくても同じ船と言えるのか?」「交換した古い板で新しい板を造ったら、それは同じ船なのか?」

ふたりのヴィジョンが導き出した答えは、「どちらも元の船でなく、どちらも元の船だ」。プログラム対自由意志の垣根を超えて同意すると、ホワイトヴィジョンは禁じられたデータにアクセスし、ワンダの記憶を復元。これによりホワイトヴィジョンは、(色こそ違うものの)元の身体と元の記憶を取り戻す。「私はアイアンマンだ」を彷彿させるように、「私はヴィジョンだ」と残して、どこかに飛び去ってしまった。

原作コミックのひとつ(『ウェストコースト・アベンジャーズ』)にも、分解されたヴィジョンが白い姿で再生されるエピソードがある。「目の前のこれは新しいボディと新しい意識だ」と、コミックでヴィジョンはワンダとふたりの息子に告げている。「よって、今の私は君達の父親と関連する部品と記憶を含んではいるが…/もはや君達の父親ではない/君達は私の子ではない/君達の母親も私の妻ではない」。その後、ヴィジョンは脳波パターンの提供を受けて元の人格や感情を取り戻していく。

「ワンダヴィジョン」最終話で、ホワイトヴィジョンのその後の行方は明らかにされない。ワンダが蘇らせていたヴィジョンはヘックスの消滅とともに消えることとなったが、この時ヴィジョンは「また会おう」と言い残している。コミックのエピソードを踏襲しながら、今後のMCU作品で、ホワイトヴィジョンが再びワンダやアベンジャーズらの前に登場する可能性もあるだろう。

ワンダヴィジョン
『ワンダヴィジョン』 ディズニープラスで配信中 (c) 2021 Marvel

「まだ明かされていないキャラクター」の正体

『X-MEN』ユニバースでクイックシルバー/ピエトロ役を演じたエヴァン・ピーターズがサプライズ登場を果たしたことや、「ワンダヴィジョン」の物語が『ドクター・ストレンジ』続編や『スパイダーマン』第3作『ノー・ウェイ・ホーム(原題)』に繋がると予告されていただけあって、ファンの間ではドラマの終盤でさらなるサプライズカメオが隠されていると期待されていた。

ヴィジョン役のポール・ベタニーは以前、「まだ明かされていないキャラクターが1人います」と仄めかしていた。「とってもワクワクしてますし、人生で1度はご一緒したかった役者さんが演じています。いくつかの素晴らしいシーンで一緒に演じられましたし、僕たちの間で起きた化学反応はとんでもないものだったと思います。現場で花火が打ち上がったようで。見てもらうのが待ちきれないですね」。

これを受けて、ファンの間では様々な仮説が登場。ところが実際のところ、「ワンダヴィジョン」最終話で「まだ明かされていないキャラクター」と呼べる新たな人物の登場はなかった。いったいベタニーは何のことを言っていたのだろう?

米番組に登場したベタニーが改めたところによると、これはホワイトヴィジョン、つまりもうひとりの自分自身のことを指したジョークだったようだ。「ファンのみなさんが誰なんだろうと推測し始めて、ベネディクト・カンバーバッチ(ドクター・ストレンジ役)なんじゃないかとか、パトリック・スチュワート(『X-MEN』チャールズ・エグゼビア役)だろうとか。僕も”それは良いアイデアだな!”なんて思っていたんですが。僕でしたということを知ったら、ガッカリするんじゃないかな!

なお、マルチバースからの使者としても期待されたエヴァン・ピーターズ版ピエトロだったが、元はラルフ・ボーナーという名のウエストビューの一般市民だったことが明かされた。

ワンダヴィジョン
『ワンダヴィジョン』 ディズニープラスで配信中 (c) 2021 Marvel

アガサ・ハークネスの今後

ワンダヴィジョン
『ワンダヴィジョン』 ディズニープラスで配信中 (c) 2021 Marvel

第7話で、全ての黒幕だったとして正体を明らかにしたアガサ・ハークネス/アグネス。最終話では、結界を張っていたワンダがアガサの魔力を奪い、スカーレット・ウィッチとして覚醒する。敗れたアガサは、”詮索好きの隣人”に改変され、ウェストビューに置き去りにされる結末を迎えた。

アガサ・ハークネスは原作コミックではワンダの魔術の師となるが、ワンダによって殺害され死亡。後に、ワンダの母ナタリアによって復活することとなる。

「ワンダヴィジョン」最終話でも、ワンダはアガサに「必要になったら会いに来る」と告げていた。今後のMCU作品で、ワンダによって再登場させられることもあり得るだろう。

次のページにも、引き続きドラマ「ワンダヴィジョン」最終話の極めて重大なネタバレが含まれています。まだ本編をご覧になっていない方は、必ずご視聴後にお楽しみください。
なお、このページをSNSにてシェア頂く際は、記事内容に触れないようお願い致します。

Writer

アバター画像
THE RIVER編集部THE RIVER

THE RIVER編集部スタッフが選りすぐりの情報をお届けします。お問い合わせは info@theriver.jp まで。