『猿の惑星』最新予告編が公開!猿と人間の種の存続をかけた壮絶な戦いが始まる!
猿の惑星シリーズ最新作の公式トレーラーがついに公開された。
2011年『猿の惑星:創世記』ではシリーズすべての源流となる高い知性を持った猿の誕生を描き、2014年『猿の惑星:新世紀(ライジング)』では感染症により種の存続の危機に瀕した人間たちと自らのコミュニティを築きあげた猿たちとの関係とその亀裂を描いた。
そして2017年7月、全米公開となる『War for the Planet of the Apes(原題)』。
ついに猿と人間との全面戦争が始まる。
予告編の冒頭、猿の軍団を率いるシーザーはこう言っている。
I do not start this war
(私はこの戦争をはじめてはいない。)
I offered you peace
(私は平和を求めたのだ)
I showed you mercy
(そしてお前には情けを見せた)
But now you are here
(しかしお前は今ここにいる)
to finish us off for good
(私たちを始末するために。永遠に。)
前作において猿と人間の間に平和を築こうとしたシーザーであったが、人間に迫害された憎しみが癒えなかった同じく猿のコバのクーデターにより、人間と猿の間には埋められることない溝が生まれてしまった。ラストシーンで”War has already begun(戦争は、もう始まっている)”と言い放ち去っていったシーザー。もはやそこには戦争への道しか残されていなかったのである。
猿のシーザーを演じるのは引き続きアンディ・サーキス。『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラムなど、モーションキャプチャーによる動物やクリーチャーの演技をすれば彼の右に出るものはいないだろう。演じる対象の動きを徹底して研究しつくす彼は、CGキャラクターに命を吹き込む天才である。、今作でのその姿もやはり素晴らしいものだ。

人間側の軍隊のトップらしき人物として登場するのが、ウディ・ハレルソン。『ナチュラル・ボーン・キラーズ』(94)で猟奇的な殺人者、『グランド・イリュージョン』(13)で精神を自在に操るメンタリストを演じるなど強面で多彩なキャラを持つ俳優である。(スキンヘッドをシェービングしながら軍隊を眺めるこの姿は強烈だ…。)

そして、人間でありながら猿の側に身置く謎の少女を演じるのがアミア・ミラー。
彼女の存在がこの戦争においてどのような意味を持つのか注目したいところだ。

1968年の『猿の惑星』第1作から約50年近くが経とうとしているが、本作ではついにあの衝撃の世界が生まれた瞬間まで目の当たりにすることができるのだろうか。
映画『War for the Planet of the Apes(原題)』はアメリカでは2017年7月14日公開予定。日本公開が待ちきれない!