シガニー・ウィーバー70歳、『アバター2』で水中6分息止めスタント

シガニー・ウィーバーは映画『アバター』続編シリーズの撮影のため、軍のダイバーと共に息止めの訓練をこなし、酸素吸引してから水中に潜って6分以上息を止められるようになったということだ。米The New York Timesのインタビューで明らかにされている。
6分間の息止めといえば、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)でのトム・クルーズを思い出さずにいられない。この映画では水中ミッションに挑むため、トムは過酷な潜水訓練をこなして息止めの技を体得している。
『ローグ・ネイション』当時、トムは「水中でのシーンだと、普通の人は最大でも10〜15秒くらいしか息は続きません」と解説していた。当時のトムは52歳。これだけでも十分に超人的なエピソードだが、シガニー・ウィーバーは70歳(現在71歳)にして同等の潜水をやってのけているということである。
「“これは出来ない、あれは出来ない”と自分に言いたくなかった」と話すウィーバー。「撮影中、“これは狂ってる(insane)”と言うようなことはありましたか」と尋ねられると、「心配もあったけど、そのためにトレーニングもこなしましたから」と答えている。「それに、自分でもやりたかったですし。“まぁ、もう年だしね、これは出来ないか”なんて、誰にも思ってほしくなかった」。
『アバター』前作で、シガニーはアバター計画を率いる宇宙生物学者グレイス・オーガスティン博士を演じた。グレイス博士は地球人とパンドラの先住民族ナヴィの間の戦いで命を落としているため、シガニーの続投は無いかと思われたが、2014年に続編シリーズへの復帰が発表。全く違った役柄で登場することになると伝えられた。
既にシガニーが水中のモーションキャプチャーに挑む様子が写真で公開されいている。よく見ると、たしかに酸素ボンベのようなものは見当たらず、“素潜り”の状態らしいことがわかる。
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ちなみにシガニーが演じる役柄は現時点で不明。これまでに与えられているヒントといえば、「彼女は全く違う、そして色んな意味で(グレイスよりも)更に大変なキャラクターを演じます」というキャメロン監督の言葉のみだ。
映画『アバター』続編シリーズは、第2作が2022年12月16日に、第3作が2024年12月20日に、第4作が2026年12月18日に、第5作が2028年12月22日に米国公開予定。
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Source:NYT