【ネタバレ】「ホワット・イフ…?」シーズン2第5話、ワスプの登場に込められたウラ設定とは ─ 「女性が戦争を終わらせた」、脚本家が説明

この記事には、「ホワット・イフ…?」シーズン2第5話『もしも…キャプテン・カーターがヒドラ・ストンパーと戦ったら?』のネタバレが含まれています。

ワスプのアベンジャーズ入り、キャプテン・カーターのおかげ?
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)アニメ「ホワット・イフ…?」シーズン2第5話『もしも…キャプテン・カーターがヒドラ・ストンパーと戦ったら?』の冒頭に登場した女性ヒーローとは、『アントマン』シリーズでお馴染みのホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ。キャプテン・カーターやアイアンマンらと共にアベンジャーズの主要メンバーとして、チタウリを相手に健闘していた。
正史では、キャプテン・カーターとホープはニューヨークの戦いでは登場しないはずだが、本エピソードは戦時中に超人血清を打たれたのがスティーブ・ロジャースではなく、ペギー・カーターだった世界線。キャプテン・アメリカは存在せず、キャプテン・カーターが戦争のヒーローとして世に知られていた。
脚本を手がけたA・C・ブラッドリーによれば、ホープがアベンジャーズ入りしているのは、キャプテン・カーターの貢献が大きいという。X(旧Twitter)にて、「何人かから聞かれましたが、そうです。ニューヨークの戦いにいるのはホープです」と投稿したブラッドリーは、深いウラ設定をこう明かしている。
「女性であるキャプテン・カーターが第二次世界大戦を終わらせたので、フェミニズム運動がその直後に起こったのです。これが社会全体に波及効果として広がっていき、もっとたくさんのSHIELDエージェント、ヒーロー、そして権威ある地位につく女性が増えていくことに繋がったのです。」
Since Peggy Carter wasn’t around to found SHIELD, that responsibility fell to Hope’s parents, Hank and Janet, and also Bucky, and his good friend, Howard Stark.
All this lead to Hope taking on the Wasp mantle earlier.
— A.C. Bradley (@TheAshBradley) December 26, 2023
ペギーがヒーローとなったことで、正史で彼女が担った役割は別の人物へ手渡された。「ペギー・カーターがSHIELD創設に携わっていなかったので、その責任はホープの両親であるハンクとジャネット、そしてバッキーと彼の良き友人であるハワード・スタークに渡っていった」とブラッドリーはXに綴っている。「こうした全てが、ホープがワスプのマントルを早く継ぐことに繋がりました」。
また本編では、ヒドラによって洗脳されたのがスティーブだったため、バッキー・バーンズは国務長官として登場。正史から大きく運命が変わったのはホープだけではなかった。老年期のバッキーは新鮮で、再演したセバスチャン・スタンも声色を変えてアフレコに挑んでいる。
「ホワット・イフ…?」シーズン2はディズニープラスで配信中。
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