名前はわからないけれど、洋画でよく見かけるかも!5人の気になる”名脇役”特集

トビー・ジョーンズ
『キャプテン・アメリカ』のアーニム・ゾラ博士こと、イギリスの俳優トビー・ジョーンズ。トレードマークはまんまるいお顔にフワフワした髪の毛、そして身長163センチというちっちゃいおじさんである。『ハリー・ポッター』の屋敷しもべ妖精、ドビーの声を担当しているのはこの人だ。またスティーヴン・キング原作のパニック映画『ミスト』のスーパーの店員役の印象が強いという人も多いのではないだろうか。
そのちょっと仏頂面にみえるお顔で、最近では悪役としても大活躍。ベネディクト・カンバーバッチ主演のドラマ『SHERLOCK』の新シリーズではホームズとワトソンに立ちはだかる敵、カルヴァートン・スミスとして登場するそうだ。
また彼の個性的なたたずまいはファンタジー映画にもぴったり!『ハンガー・ゲーム』や『五日物語』でますます作品の雰囲気を盛り上げている。イギリスの映画のあんなところに!ハリウッド作品のこんなところにも!気づけばいつもそこにはトビー・ジョーンズがいる…かもしれない。
アウグスト・ディール
筆者が密かに“軍服が似合う俳優No.1”として注目しているのがこの人なのだ。ドイツ出身の俳優、アウグスト・ディール。
彼はブラット・ピット主演のタランティーノ作品『イングロリアス・バスターズ』第4章で、酒場に満を持して登場したゲシュタポの少佐、ヘルシュトロームを演じている。額に“キングコング”というカードを貼った男だ。「あ、あの人か!」とピンと来た人も多いのではないだろうか。全然笑えないユーモアを交えて喋りながら、異様に張り詰めた緊張感を作品にもたらした人物だ。ひしひしと感じる冷酷さをその1シーンだけで見事に見せつけてくれた。
少々影がある瞳と骨ばってシュッとしたルックスで、軍人の役を演じることが多いアウグスト・ディール。2004年のドイツ映画『9日目』や2007年のおなじくドイツ映画『ヒトラーの贋札』にも出演、彼が登場するだけで冷たい棘のような緊張感がスクリーンに生まれる。
近年では『マリアンヌ』など、アメリカ映画にも出演しているアウグスト・ディール。刑事役や反対に暗殺者役、スパイ役など、これからますます色々な姿で私たちの前に登場してくれそうだ!
みなさんが「そうそうこの人!気になってたこの人!」と思う俳優はいただろうか?ヘンなおじさん、主人公の友達、イケメン軍人…おもしろい映画はこの人たちなくして完成されない。
いずれは大きな映画で主役をやるかもしれない名脇役、名悪役、人気上昇中の俳優たち。スクリーンでこっそり演技を光らせる(時には主役級もやるけど)彼らの活躍に、これからも注目しよう。