「あなたはなぜクリエイティブなのか」1,000人以上のクリエイターに訊いた ─ デヴィッド・ボウイ、タランティーノ、北野武ら登場のドキュメンタリー映画が公開決定

“Why are you creative?(あなたはなぜクリエイティブなのですか)”。
このシンプルな質問を、全世界の“クリエイティブ”な人々に30年以上問いかけ続けてきたドイツ人監督のドキュメンタリー映画『天才たちの頭の中~世界を面白くする107のヒント~』(原題:Why Are We Creative?)が、2019年10月12日(土)より新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開される。
本作を手がけたのは、BMWやフォルクスワーゲンなど超一流企業のCMを製作し、ドキュメンタリー作家としても活躍するハーマン・ヴァスケ監督。大学時代に“クリエイティビティ”の意味を研究し始めたヴァスケ監督は、ロンドンの名門広告代理店に入社し、“クリエイティブ・ディレクター”のもと、“クリエイティブな案件”を産み出す“クリエイティブ部門”で働いたにもかかわらず、“クリエイティブ”の謎は深まるばかり。「自身のアイデアを抽象的なものから実体のあるものへと変化させるのは何なのか?」という考えの果て、“Why are you creative?”という質問にたどり着いたという。
ヴァスケ監督は全世界の“クリエイティブ”な人物に会うため、カメラとスケッチブックを担いで世界中を訪ね歩く。時にアポなし、時にぶら下がり取材でアタックしたのは実に1,000人以上、本作では膨大なインタビューから107人が厳選された。今は亡きデヴィッド・ボウイやスティーヴン・ホーキング博士、ネルソン・マンデラ、さらにダライ・ラマやミハイル・ゴルバチョフ元大統領ら超大物が続々登場。映画界からはクエンティン・タランティーノやペドロ・アルモドバル、ジム・ジャームッシュ。日本人からは北野武をはじめ、荒木経惟や山本耀司、オノ・ヨーコが登場する。
さらに登場する人物として挙げられているのは、ビョークやボノ(U2)、ジョン・キューザック、ウィレム・デフォー、ウンベルト・エーコ、ブライアン・イーノ、ピーター・ガブリエル、シャルロット・ゲンズブール、ビル・ゲイツ、ミヒャエル・ハネケ、リード・ヘイスティングス(Netflix)、ヴェルナー・ヘルツォーク、サミュエル・L・ジャクソン、アンジェリーナ・ジョリー、クインシー・ジョーンズ、エミール・クストリッツァ、スパイク・リー、デヴィッド・リンチ、マリリン・マンソン、ジョージ・R・R・マーティン、イアン・マッケラン、ジミー・ペイジ、ペレ、ショーン・ペン、シャーロット・ランプリング、ジャン・レノ、ティム・ロス、アイ・ウェイウェイ、ヴィム・ヴェンダース、ヴィヴィアン・ウエストウッド、スラヴォイ・ジジェクら。あえて肩書きはほぼ割愛したが、聞いたことがある名前は絶対に多いはず。
ドキュメンタリー映画『天才たちの頭の中~世界を面白くする107のヒント~』は2019年10月12日(土)より新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開。“クリエイティブ”の世界で戦う人々の金言は、どこかで必ず観客の胸を打つことだろう。