『ウィキッド ふたりの魔女』アリアナ・グランデ、名曲のヒップホップ・アレンジを却下していた

人気ブロードウェイ・ミュージカルを映画化した映画『ウィキッド ふたりの魔女』でグリンダ役を演じるアリアナ・グランデが、作曲家が提案した大胆なアイデアを却下したという。
『ウィキッド ふたりの魔女』は、魔法と幻想の国・オズにあるシズ大学でルームメイトになったエルファバとグリンダが、見た目も性格も真逆ゆえに衝突しながらも友情を深めていくストーリー。原作ミュージカルの楽曲を手がけ、映画版でも作詞・作曲を担ったスティーヴン・シュワルツは、米Los Angeles Timesのインタビューで、挿入歌「Popular」を大胆にアレンジしようと思ったと明かしている。
「映画では新しいことをやろうという気持ちだったので、音楽チームと私はリズムを一新しようと思っていたんです。たとえば(「Popular」を)少しヒップホップ風にしようかなと。アリアナに、“絶対にダメ、やらないで。私はグリンダになりたいの。アリアナ・グランデがグリンダを演じるのではダメ”と言われました。」
人気ポップシンガーのグランデは、ラッパーのニッキー・ミナージュとジェシー・Jとコラボレートした「Bang Bang」や、ラッパーのイギー・アゼリアをフィーチャリングした「Problem」など、ヒップホップソングを数多くリリースしている。『ウィキッド』が長編映画初主演となるグランデは、シンガーとしてのイメージではなく、グリンダ役にきちんと入り込むことを望んだようだ。ミュージカル版に忠実な演技と歌唱で、本国ではすでに高い評価を得ている。
出演者はグリンダ役のグランデのほか、エルファバ役でシンシア・エリボ、フィエロ役でジョナサン・ベイリー、マダム・モリブル役でミシェル・ヨー、オズの魔法使い役でジェフ・ゴールドブラム、ディラモンド教授の声優としてピーター・ディンクレイジ。監督は『イン・ザ・ハイツ』(2020)のジョン・M・チュウが務めた。
『ウィキッド ふたりの魔女』は2025年春に日本公開。米国では2024年11月22日に公開されるや1億1,400万ドルの“魔法的”大ヒットスタートを飾り、全世界累計興収は1億6,418万ドルを記録した。
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Source: Los Angeles Times