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俳優業を引退したブルース・ウィリス、「自らの症状を本人が気づいているかは分からない」と妻が近況を明かす

Bruce Willis ブルース・ウィリス
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/22007612@N05/41849461220

『ダイ・ハード』シリーズや『アルマゲドン』(1998)など数々のヒット作で活躍した後、2022年3月に、失語症のため俳優業の引退を発表し、その後認知症と診断されていたブルース・ウィリス。ブルースの妻であるエマ・ヘミングがブルースの近況について、情報番組「Today」出演時に明かしている。

俳優引退から1年半ほど経過した今日、エマは「認知症とはとても難しいものということを学んでいる最中です。患っている本人にも、家族にとっても大変なことです。ブルースにとっても、私にとっても、娘たちにとってもそれは変わりありません。家族の病だと言われますが、本当にその通りです」と現在の状況について正直に語っている。

ブルースの身に何が起こっているかについて、娘たちにも正直でオープンでいることを心掛け、娘の父親が患っている認知症を偏見や恥にしたくないと思いの丈を口にしている。エマ自身にとってはブルースの病は「恵みでもあり呪いでもあった」とのこと。時間をかけて理解し、ようやく受け入れることができたと葛藤を抱えていたことも告白している。

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番組ホストから「ブルース本人が自分自身の症状について気が付いていることはありますか?」と問われると、エマは「分からないです」と言葉を詰まらせている。エマとともに番組に出演した前頭側頭型変性症協会CEOのスーザン・ディキンソンは、「この病は名前が示す通り前頭葉や側頭葉から始まるもので、大脳皮質の機能の1つに自己洞察があります。その機能を早く失い、変化に気づく人もいれば、長く保持する人もいるのです」と症状に個人差が大きいことや、いかに難しい病気であることについて補足している。

しかしエマはブルースの”caretaker(=世話人、介護人)”ではなく”carepartner(ケアパートナー)”であると自らを称し、パートナーとしてお互いを尊重することを大切にしている。エマは自身のInstagramでも、番組出演時のポストに「私の使命は前頭側頭葉変性症認知症の認知を広げることです。重い課題ですが、より大きな善となるでしょう」とキャプションを寄せている。

エマとブルースの元妻の女優のデミ・ムーア、娘のルーマー・ウィリスら家族が連名で公開した声明文によると、ブルースは認識能力に影響を与える失語症を患った。2023年2月にはウィリスの家族が、ウィリスの失語症の症状が進行して認知症と診断されたことを公表していた。

『アルマゲドン』でメガホンを取ったマイケル・ベイはブルースを「真のスターだった」と称え、アーノルド・シュワルツェネッガーも「これからも偉大なスターだ」ブルースの功績に賛辞を贈った。また、監督作にてブルースを数回にわたって起用したM・ナイト・シャマランは、引退後もブルースと連絡を取り合っていることを明かしていた。

Source:Today

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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