認知症で引退したブルース・ウィリス、現在の姿を夫人が公開 ─ LA山火事の救急隊員に感謝伝える様子

失語症のため俳優業の引退を発表し、その後認知症と診断されていたブルース・ウィリスの現在の穏やかな姿が、妻のエマ・ヘミング・ウィリスによって紹介された。
投稿された白黒の映像で、ウィリスは米ロサンゼルスの山火事と戦う救急隊員らに激励を伝えている。ヘミングによれば、これはウィリスが救急隊員に自ら「ありがとうございます、ご苦労様です」と礼を述べる様子だという。ロサンゼルス市の警察官はかつての映画スターの心の込められた固い握手をかわし、笑顔を浮かべている。
投稿には、次のようなコメントも寄せられいてる。「私は27歳のロサンゼルス市警官です。警察官の役をとても上手く演じる役者さんもいますので、実際に私たちの仲間だと感じて見ています。あなたの夫は、まさにその一人です。彼が外出されて、私たちと一緒にいる姿を見られて嬉しいです」。
2022年3月に引退を表明したウィリスの姿について、ヘミングは時折Instagramで紹介している。2024年11月は、孫娘をおぶって街を歩く微笑ましい様子を投稿していた。「我が家でいちばんの特等席」と、ヘミングは添えている。
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「認知症とはとても難しいものということを学んでいる最中です。患っている本人にも、家族にとっても大変なことです」。ヘミングは以前、米テレビ番組で思いを口にしていた。「ブルースにとっても、私にとっても、娘たちにとってもそれは変わりありません。家族の病だと言われますが、本当にその通りです」。
「どうして彼なの、どうして私たちなの」と、ヘミングは今も不条理を感じることがあると、2024年末に綴っている。そのような時には30分間かけて静かに座り、怒りや悲しみをきちんと感じるようにしているという。「そして、それを振り払って、元のものに戻るんです。元のもの……、それは無条件の愛です。それを知ることができたのは、彼のおかげ。すぐにでも、何度でもやり直したいです」。
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