認知症で引退のブルース・ウィリス、会話能力を失っていると妻が報告

『ダイ・ハード』シリーズや『アルマゲドン』(1998)などで活躍した後、2022年に俳優を引退し、その後認知症と診断されていたブルース・ウィリス。認知症を患うウィリスを介護する妻エマ・ヘミングによる手記”The Unexpected Journey: Finding Strength, Hope, and Yourself on the Caregiving Path”が2025年9月9日に米刊行となることに際して、米番組Good Morning Americaの特集にてヘミングが近況を明かしている。
ウィリスが少しずつ言葉少なになり、家族と過ごす間にも、ぼんやりした症状が見られだした頃を「疎外感を感じたし、冷たくなったと思いました。温かくて、愛情深いブルースではないみたいでした」とヘミングは語っている。ウィリスが前頭側頭型認知症(FTD)だと診断を受けた際は、「自分が発音もできないような、一体何なのかも分からない診断で、パニックに陥りました。話を聞いていたことは覚えているけど、何も聞こえないような感じ、フリーフォールのようでした」と赤裸々に振り返った。
ウィリスが自らの状態を自覚しているかについて、ヘミングは「ブルース自身も何が起こっているのか、点と点が繋がっていないんだと思います」と推測。サンフランシスコ大学の記憶・加齢センター創設者であるブルース・ミラー博士も、FTD患者を数十年観察してきた経験から、ウィリスの症状が非常に一般的なものであると認めている。ウィリスの健康状態は良好ながら、会話能力は失ってしまっているという。
「ブルースは今も動けるんです。健康状態は概ね、本当にいいんですよ。彼を衰えさせているのは、脳だけなんです。言語能力がなくなってきているので、私たちも適応することを学んできました。彼とコミュニケーションする方法はあるんです、ちょっと方法が違うだけで。」
今も時折、かつてのウィリスに戻って、笑顔や瞳の輝きを見せてくれる瞬間もあるという。それは突然現れ、あっという間に去っていってしまうから、見るのが辛いと、ヘミングは目を潤ませている。「でも嬉しいです。本当に嬉しいんです。私の夫は今も本当にここにいるのだから」。
ウィリスは2022年3月に、失語症のため俳優業の引退を発表し、その後認知症と診断されていた。ウィリスの介護者として、そして2人の娘たちの認知症を偏見や恥にしたくないという思いから、ヘミングはコンスタントに発信を続けている。ヘミングや前妻であるデミ・ムーア、ムーアとの間に生まれた3人の娘たちも、時折、ウィリスとのショットをInstagramなどに投稿しており、2025年3月19日に迎えた70歳の誕生日には、家族と過ごす穏やかな表情を覗かせていた。
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Source:Good Morning America