「ウィッチャー」シーズン2、王女シリの戦士への成長描く「キャラクター性をもっと掘り下げる」

ヘンリー・カヴィル主演、Netflixの人気ドラマシリーズ「ウィッチャー」のシーズン2では、ヒロインとして登場するシントラ王国のプリンセス・シリが、“戦士へと成長する姿”が描かれることになるという。ショーランナーを務めるローレン・シュミット・ヒスリックが明かしている。
本シリーズでは、エルフやドワーフ、人間ら多様な種族が暮らす荒んだ世界を舞台に、怪物退治を生業とする“ウィッチャー”である主人公リヴィアのゲラルト(カヴィル)の冒険譚が描かれる。“驚きの法(Law of Surprise)”と呼ばれる習慣により、胎児の時からゲラルトと結ばれる運命が定められていた王女シリは、シントラ王国が滅ぼされた後の逃亡先でゲラルトによって保護され、ウィッチャーとしての訓練を受けることになるのだ。シーズン1はシリがゲラルトと再会するところで幕を閉じているため、戦士としてのシリの姿は描かれていない。
米TV Guideによるインタビューに応じたヒスリックによれば、シーズン1では「シリを描く物語がもっとあった」というが、残念ながらカットされてしまったのだそう。「シーズン1を振り返ると、シリは私がこうなって欲しいと思っていた存在になっていません」とヒスリックは話している。
こうしたヒスリックの想いもあり、シーズン2はシリにとっての成長譚としての役割も担うことになりそうだ。「守られたプリンセスから実力ある者に進化するシリの姿を、シーズン2ではどれくらい見られるのでしょうか?」と訊かれたヒスリックは「彼女のキャラクター性をもっと掘り下げて、もっとたくさん彼女を理解するようにするつもりです」と答えている。
「シーズン2では、シリが(ウィッチャーの)訓練を始めたところや、小説やゲームで知られているような人物として成長する姿を見ることになるでしょう。けど、彼女は急に変化することはありません。彼女がどこから来たかということを忘れたくないんです。」
ちなみにヒスリックは、シリを主人公に据える案をドラマの企画段階で検討していたことも以前に明かしており、本シリーズにおけるシリの重要さが伺えよう。シーズン1に続く物語は未だ明かされていないが、シーズン2ではシリの活躍する姿がたくさん見られそうだ。
シーズン2の撮影は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて2020年3月中旬より中断されているが、8月17日からの再開が正式に発表されている。
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Source: TV Guide , Netflix UK& Ireland