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「ウィッチャー」シーズン3はヘンリー・カヴィルを「英雄的に送り出す」 ─ 主演降板、最後の出演に

ウィッチャー
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Netflixシリーズ「ウィッチャー」からの降板が発表されたヘンリー・カヴィル。主人公リヴィアのゲラルト役として最後に出演するシーズン3は、カヴィルに対する「最も英雄的な送別」が描かれているという。クリエイター兼ショーランナーの ローレン・シュミット・ヒスリックが米Entertainment Weeklyに語った。

カヴィルはもともと「ウィッチャー」の小説シリーズやゲーム版のファンであり、原作に忠実であろうと努力を払ってきた。ヒスリックは「ヘンリーは番組に多大な貢献をしてくれたので、それにふさわしい敬意を表したい」と感謝を表し、シーズン3におけるゲラルトのアークについて次のように語った。

「中立性を捨て、シリのためなら何でもするというのが、ゲラルトの大きな転機となります。それは私にとって、最も英雄的な見送り方でした。そうなるように(脚本が)書かれたわけではないんですけどね。」

また、シーズン3はこれまでのシーズンと比べて最も原作に近い内容となるという。シーズン3のベースとなる『ウィッチャーII 屈辱の刻』を挙げて、次のように明かしている。

「とても興味深いことに、私にとってシーズン3は原作とほぼ一致する脚色が出来たと思います。『ウィッチャーII 屈辱の刻』では、大きなアクション、プロットポイント、キャラクターの決定的瞬間、巨大な悪の正体など、多くの要素が盛り込まれています。やるべきことがたくさんあるので、かなり原作に忠実に再現することができました。」

Netflixオリジナルシリーズ「ウィッチャー」独占配信中

カヴィルの「ウィッチャー」降板は2022年10月下旬に発表され、後任を『ハンガー・ゲーム』シリーズのリアム・ヘムズワースが務めることが明らかとなった。このニュースは、カヴィルのスーパーマン役復帰の発表に続く形となった。

しかし12月、カヴィルはスーパーマン役への復帰撤回を表明。すると「ウィッチャー」ファンはカヴィルのゲラルト役復帰に期待を寄せたが、米メディアによるとその実現性はなさそうだ。ヒスリックも、カヴィルを「ウィッチャー」ユニバースに留まらせるような役割はあるか?という質問に対し、「現時点でそんなことは考えてもいません」と答えている。

ゲラルト役、スーパーマン役というふたつの大役を離れたカヴィルだが、次はAmazonの大型企画「ウォーハンマー40,000」のドラマ版で主演・製作総指揮を務めることが決定。ほかにも、マシュー・ヴォーン監督の最新作『Argylle(原題)』をはじめ、ガイ・リッチー監督『The Ministry Of Ungentlemanly Warfare(原題)』などを控えている。なお、カヴィルが最後に出演する「ウィッチャー」シーズン3は、2023年に公開予定だ。

「ウィッチャー」はアンドレイ・サプコフスキの同名小説に基づく、怪物や魔術をめぐる壮大なファンタジー・ドラマシリーズ。シーズン2では、ゲラルトが自身の‟驚きの子”であるシントラ王国の王女シリ(フレイヤ・アーラン)を守るため、壮絶な戦いに身を投じる姿が描かれた。

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Source:Entertainment Weekly

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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