フィン・ウルフハード、強盗シーン撮影中にリアル強盗と鉢合わせていた
ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-)のマイク役などで知られるフィン・ウルフハード。短編監督デビュー作『Night Shifts(原題)』(2020)の強盗シーンを撮影中に、本物の強盗と出くわした、という驚きのエピソードを明かした。
ウルフハードが監督・脚本を務めた同作は、旧友同士が思わぬ再会を果たす物語。覆面姿の強盗がコンビニを襲ったところ、そこで働く旧友と再会。その後、現場に駆け付けた警察も、2人の古い友人であることが明らかとなる。出演者は、ウルフハードと『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(2021)で共演した、アートゥン・ナザレスとビリー・ブリックだ。
撮影現場では、ウルフハードが強盗役のナザレスを演出している際に、実際に強盗未遂が起きたという。その時の様子を、ウルフハードは米YouTube番組「Hot Ones」出演時にこう語った。
「強盗シーンを撮影していたら、1人の男が自分で作った偽の銃を持ってやって来ました。今までで1番奇妙な経験でしたね。彼が偽の銃を振りかざして入ってきたので、強盗役のアートゥーンは自分の偽の銃を持って振り向きました。お互いに偽の銃を向け合って、スタンドオフ(膠着状態)みたいになったんです。」
なんともメタ的、かつ危険な状況に陥ったわけだが、ウルフハードはいたって冷静だったようだ。「僕はそこに座って監督していました。“何が起きたんだ?”って感じでしたね」。その後、強盗は去ったため、ウルフハードは「“よし、じゃあ撮影を進めよう”って感じだった」とのこと。その何事もなかったかのような態度に対し、周囲からは「いやいや!」とツッコミが入ったようだ。
なお、本物の強盗と対峙したナザレスも、2021年のインタビューで同じエピソードを披露していた。その男が店内にいたのは「5秒ほどだったが、あまりの出来事にとても長く感じた」と振り返り、「もちろん、冗談で済まされることじゃないし、この国では日常的に銃撃戦が起きているから怖いこと。でも、奇妙でショッキングなひと時でしたね」と語っている。
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Source:Hot Ones,Sonder Magazine