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【ネタバレ】映画『ワンダー 君は太陽』スター・ウォーズとゲームネタの裏話、監督に聞いた

ワンダー 君は太陽
© Motion Picture Artwork © 2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

映画『ワンダー 君は太陽』は、生まれつき外見に障がいを抱える少年オギーを中心とした物語を描く感動ドラマだ。全世界800万部を突破するベストセラー小説を、『ウォールフラワー』(2012)の原作・映画化監督を務め、ディズニー実写版『美女と野獣』(2017)で脚本を手がけたスティーヴン・チョボスキー監督が鮮やかに映像化した。

THE RIVERでは、日本公開に向けて来日を果たしたチョボスキー監督へインタビュー取材を行っていたが、この記事中で映画本編のネタバレにあたるためご紹介できなかったエピソードがあった。ここでは、映画を鑑賞された方にお楽しみいただけるちょっとした裏話と、チョボスキー監督が隠した小ネタをご紹介しよう。

注意

この記事には、『ワンダー 君は太陽』のネタバレ内容が含まれています。

映画『ワンダー 君は太陽』スティーヴン・チョボスキー監督
映画『ワンダー 君は太陽』スティーヴン・チョボスキー監督

『スター・ウォーズ』ネタについて

『ワンダー 君は太陽』で、主人公オギーは『スター・ウォーズ』が大好きという設定。部屋には映画のグッズが溢れ、父ネートとはライトセーバーのオモチャでチャンバラ遊び。オギーにとって『スター・ウォーズ』は、ハロウィーンの仮装にボバ・フェットを希望するほど好きな映画というばかりでなく、精神的な支えにもなっていた。

慣れない学校で周囲の視線を気にする場面では、「もしもチューバッカがいたら、きっとみんなの視線を集めるはずだ」とチューバッカの姿を思い浮かべ、おなじみの唸り声と共にチューイが映像に登場していたのだ。教室内でオギーは、邪悪なシスの暗黒卿ダース・シディアスの姿も見ていた。「原作に忠実な映画化」と語るチョボスキー監督だが、では『スター・ウォーズ』ネタは原作小説にも登場するのだろうか。また、ディズニー/ルーカスフィルムの権利物である『スター・ウォーズ』は、いかにして映画登場が実現したのだろうか。

「『スター・ウォーズ』は原作にも登場します。僕も『スター・ウォーズ』が大好きで、映画に登場するダース・ベイダーの頭は、小さい頃からの僕の私物で、故郷のピッツバーグから持ってきました(笑)。

この『スター・ウォーズ』ネタは、プロデューサーのデヴィッド・ホバーマンのおかげで権利を取得することができました。彼は30年間にわたってディズニーと仕事をしてきた人で、キャスリーン・ケネディ(ルーカスフィルム社長)に電話で”これはとても特別な作品なので、ぜひ脚本を読んでください。あなたたちがサポートしてくれたら、大変ありがたいです”と頼んでくれたんです。」

ちなみに、オギーを演じたジェイコブ・トレンブレイもかなりのスター・ウォーズ・ファンなのだそうだ。

「ジェイコブも『スター・ウォーズ』が大好き。僕もシリーズを観て育ちましたが、僕が全然知らないようなことまで知っている。すごいですよ。」

『マインクラフト』ネタについて

それからもう一つ気になるのは、人気ゲーム『マインクラフト』の登場だ。劇中では、仲違いを起こしていたオギーと親友のジャックが仲直りをする重要なシーンで登場。対面でも、電話やメール、テキストメッセージでもなく、『マインクラフト』のアバターを通じて大切なコミュニケーションを取る様子が、「今を生きる男の子」らしさを象徴していた。チョボスキー監督は、ここにちょっとした”隠し要素”を仕掛けていた。

「『マインクラフト』は、僕が加わる前の脚本家によるアイデア。ゲームの世界を通じて謝るというのが美しいと思いました。実は、僕は『マインクラフト』を知らなかったんです。僕の子どもはまだゲームをやる年ではないし、僕もゲームをするほど若くない。だから『マインクラフト』のことを勉強しましたよ。

『マインクラフト』の世界でオギーのアバターは宇宙飛行士でしたが、あれは僕のアシスタントのアイデアです。”宇宙飛行士の姿をしているのはどうですか?”と提案してくれたので、素晴らしいと思って採用しました。実は『マインクラフト』のオギーのマスクをよく見ると、片方に青い光(ドット)が描かれているんです。あれは、『ワンダー』原作のカバーアートへのオマージュなんですよ。」

参考:「ワンダー Wonder」R・J・パラシオ (著), 中井はるの (翻訳),2015,ほるぷ出版

ところでチョボスキー監督は、ディズニーの新作実写映画『Prince Charming(原題)』監督も内定している。この来日の一ヶ月ほど前に脚本を書き上げたばかりだという。「ディズニーは作品の予定が多いので、いつになるかはわかりません。でも、いずれは制作される予定です。とても楽しみです。」

映画『ワンダー 君は太陽』は、2018年6月15日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。

『ワンダー 君は太陽』公式サイト:http://wonder-movie.jp/

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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