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『ワンダーウーマン 1984』でダイアナが向き合う「孤独」 ─ ガル・ガドット「誰かを失いたくない」

ワンダーウーマン 1984
(c) 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (c) DC Comics

ワンダーウーマン 1984』では、最愛の恋人を失い孤独と向き合うワンダーウーマン/ダイアナの姿が描かれる。本記事では前作の物語を振り返りながら、ワンダーウーマン/ダイアナが本作で抱えている想いについて、同役を演じたガル・ガドット本人の言葉を通して紐解いていく。

この記事は、前作『ワンダーウーマン』(2017)の内容に触れています。

『ワンダーウーマン』振り返り

ワンダーウーマン
©Warner Bros. 写真:ゼータ イメージ

前作『ワンダーウーマン』では、第一次世界大戦を舞台に物語が展開された。女性だけが住む島、セミッシラのアマゾン族として育てられた王女ダイアナは、幼少期から最強の戦士になることを目標に掲げていた。

ある日、アメリカのスパイであるスティーブが島の海岸に飛行機で不時着したところを、ダイアナが救出する。ダイアナは、スティーブから外の世界では凄惨な戦争が起きているという事実を知り動揺。正義感の強いダイアナは、スティーブと共に第一世界大戦を止めに向かうことに。

外の世界では、ダイアナの見たことのない世界が広がっていた。異文化や様々な苦難を乗り越えながら、真の力を開放したダイアナは、戦争の元凶でもあった軍神アレスとの戦いに終止符を打つ。その後、イギリス・ロンドンで休戦協定が結ばれ、戦争は遂に終わりを迎えた。

しかし、この戦いの中でダイアナは、最愛の恋人であるスティーブを失ってしまう。物語終盤、スティーブはダイアナに希望を託すと、毒ガスを搭載した飛行機もろとも自爆して死を遂げたのだった……。

『ワンダーウーマン 1984』

ワンダーウーマン 1984
(c) 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (c) DC Comics

時は1984年。ワンダーウーマン/ダイアナの前に人々の欲望を叶えると声高に謳う実業家マックス、正体不明の敵チーターが登場。ワンダーウーマンはたったひとりで世界の崩壊を、そして崩壊目前の世界を救うため、決死の戦いに挑む……。

Entertainment Weeklyにて、ガル・ガドットは「ダイアナは前作では人間の複雑さを理解していませんでした」と説明。実際に前作では、自身が住む島以外の世界のことについては無知で、外の世界の文化どころか、その世界で暮らす人間の気持ちも理解することが出来なかった。

半世紀以上の時が流れた本作でのダイアナについて、ガル・ガドットは「(人間について)完全に理解しています」と語っている。「彼女は人間が大好きで、それがこのキャラクターの重要な要素ではないでしょうか。彼女には女神の力があると同時に、人間の心も宿っているということです」。

しかし、ダイアナは人間の心を理解することが出来るようになったものの、本作では他者との関わりを可能な限り避けている。一人孤独に生活しているのはなぜなのだろうか。米SiriusXMにて、ガル・ガドットは「彼女が孤独なのは、新しい人と関わりを持とうとしないからです」と説明している。

「彼女は前作で沢山の友人を失いましたね。不老不死ではありますが、彼女は誰かを失うという経験を繰り返したくないのです。自分が老化しないことなどについても、周囲に気付かれたくないのでしょう。彼女はひとり孤独に生きていて、人間をより良い存在にするという使命を果たすためだけに、この場所に残っているのです。」

前作では“外側の存在”だったダイアナだが、本作では完全に人間社会の中に溶け込んでいる。だからこそ、前作にも増して人々の営みに思いを寄せて、人間らしい孤独や悲しみを感じるようになったのだろう。果たして、ダイアナは孤独を乗り越えることは出来るのだろうか。爽快感溢れるアクションだけでなく、切なくも美しい物語にも注目だ。

映画『ワンダーウーマン 1984』は2020年12月18日(金)全国ロードショー。

Source: SiriusXM , Entertainment Weekly

Writer

Minami
Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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