『ウォンカ』続編実現なるか?ティモシー・シャラメは続投希望 ─ ポール・キング監督も「作りたい」、『パディントン』は「誰かに譲る時だった」

映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』の続編製作に、主演のティモシー・シャラメが意欲を示している。
ロアルド・ダールの小説『チョコレート工場の秘密』を原作とした本作では、1971年のジーン・ワイルダー版と2005年のジョニー・デップ版とは切り離されたウィリー・ウォンカの物語が描かれる。日本では公開初週の興行収入ランキングで1位を獲得した。
2023年12月15日の全米公開を前に、米ロサンゼルスでは本作のプレミアイベントが開催。米Entertainment Tonightが主演のシャラメに続編製作への意欲を尋ねると「もし語られるべき物語があるなら、もちろんです」と回答。「明らかにありますよね」とも続け、続投に前向きな姿勢を見せた。
メガホンを取ったポール・キングは、2023年9月の時点で「間違いなく、もっと作りたいです」と続編製作実現への思いを語っていた。「この世界でたくさんの時間を過ごしたいですね」。
米大手レビューサイトRotten Tomatoesでは、批評家スコア83%と高評価を記録。主演のティモシー・シャラメは第81回ゴールデングローブ賞主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネートされるなど、朗報が続いている。残すは興行成績のみだが、現時点で累計海外興収は4,320万ドルを記録。米オープニング成績は3,500万ドル前後の予想となっている。なお、本作では1億2,500万ドルの予算が投じられた。
ところでキングといえば、映画『パディントン』シリーズで原案、脚本、監督、製作を手がけたことで知られる。『パディントン』第3作の製作も進行中だが、キングは監督、脚本として続投しないことが判明済み。『ウォンカ』同様、自らストーリーを作り上げた同シリーズから離れることを決めた背景にはこのような思いがあったという。
「『パディントン』には豊富な原作があります。映画50作分は作れるでしょう。私が100歳になってもまだ作り続けられるくらいです(笑)。もし映画を2〜3作撮ることができたら、そこが節目かなと思います。それ以降は別の物語になっていたかもしれません。2作目の最後での彼(パディントン)の居場所には満足しているんです。彼はとても幸せな場所にいた。私にとって、(シリーズを)手放して他の誰かにお譲りする時だったんです。」
映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は公開中。
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Source:ET,THR,Rotten Tomatoes,Box Office Mojo,Variety