『ワンダーウーマン 1984』インド人新鋭女優サウンダリャ・シャルマが大抜擢 ― ワンダーウーマンの大ファンを公言

2017年に大ヒットを記録した『ワンダーウーマン』(2017)の続編『ワンダーウーマン 1984(邦題未定、原題:Wonder Woman 1984)』に、インド人女優サウンダリャ・シャルマが出演することが決定した。インドの英字新聞The Hindu紙が報じている。

シャルマはインドの映画『Meeruthiya Gangsters』(2015)と『Ranchi Diaries(原題)』(2017)に出演した新鋭で、ハリウッドではほぼ無名の女優である。『ワンダーウーマン 1984』でどんな役を演じるかは現時点で明らかになっていないが、今回の起用は大抜擢と言えよう。このたびの発表に際し、シャルマは喜びのコメントを発表した。
「まさに“夢が叶った”状況ですね。伝説的なキャラクターの映画で、自分の夢であった役柄を演じられることにワクワクしています。このようなキャラクターを演じられる日がくることを夢見て、憧れてきました。」
こうした言葉からは、シャルマが本作で演じるのは大きい役どころであると推測される。なお、シャルマは元より『ワンダーウーマン』の大ファンだった模様。Instagramには「私が本物のワンダーウーマンです」とのコメントとともに、自身の顔写真とワンダーウーマンのコラージュや、ワンダーウーマンと本作の悪役であるチーターが対峙するアートなどが投稿されている。
なお近年、ハリウッドではインド系俳優の活躍が目立ちつつある。たとえば2017年のアカデミー賞では、インド系俳優デイブ・パテールが『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)の演技を評価され、助演男優賞にノミネートされた。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのクリス・プラットが主演する、映画『カウボーイ・ニンジャ・バイキング(邦題未定、原題:Cowboy Ninja Viking)』のヒロイン役にインド人女優のプリヤンカー・チョープラーが起用されたことも記憶に新しい。シャルマのハリウッド進出によって、インド系俳優の活躍の場がさらに広がることになりそうだ。
『ワンダーウーマン 1984』は、前作より監督のパティ・ジェンキンス、主人公ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマン役のガル・ガドット、スティーブ・トレバー役のクリス・パインが続投。『ゴーストバスターズ』(2016)のクリステン・ウィグが悪役チーターを演じるほか、『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017)のペドロ・パスカルも出演する。
映画『ワンダーウーマン 1984』(邦題未定、原題:Wonder Woman 1984)は2019年11月1日より米国公開予定。
Source: The Hindu
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