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『X-MEN: ダーク・フェニックス』スタン・リーのカメオ出演なし ─ 「大きな役割を長年担っていただきました」

スタン・リー
©THE RIVER

映画『X-MEN』シリーズの最新作にして、現行体制での最終作になるとみられる『X-MEN: ダーク・フェニックス』に、アメコミ界の巨匠である故スタン・リーのカメオ出演シーンは含まれていないという。

Cinema Blendのインタビューに応じたサイモン・キンバーグ監督は、スタンのカメオ出演シーンの有無を問われると「カメオ出演はありません」と答えた「スタンに敬意を払って、隠さずに公表したいと思います。(作品には)スタンへの敬意を込めています」。

『X-MEN: ダーク・フェニックス』の撮影は2017年6~10月にかけて行われた。スタンがこの世を去ったのは2018年11月だったため、死去の約1年前に本撮影はすべて完了していたことになる。監督は撮影当時を振り返って、「亡くなるなんて思いもしませんでした。まだお元気でしたからね」と話した。

「(映画版『X-MEN』で)スタンには大きな役割を長年担っていただきました。カメオ出演もありましたし、製作中にはアイデアもいただきました。長い時間をともに過ごせたことを幸運に思います。『X-MEN: アポカリプス』(2016)のカメオ出演シーンではご自宅にお伺いしましたね。スタンと奥さん(故ジョアン・リー)のシーンは非常に特別な場面です。」

スタンは映画版『X-MEN』のメインシリーズにおいて、第1作『X-メン』(2000)と第3作『X-MEN: ファイナル ディシジョン』(2006)、『アポカリプス』の3作品にカメオ出演。スタンと妻ジョアン氏が共演した『アポカリプス』は、ジョアン氏が2017年7月に亡くなる1年前に公開されている。ジョアン氏はアニメやドキュメンタリー作品に出演しているが、実写映画へのカメオ出演は同作が最初で最後となった。

公開が近づきつつある現在、サイモン監督は『X-MEN: ダーク・フェニックス』について「すでに『X-MEN』において特別な一作だと感じています」と述べている。

「あらゆる意味でシリーズの集大成ですし、『ダーク・フェニックス』は『X-MEN』の究極版ですから。スタンが亡くなったことも、この映画にさらなる重みをもたらしたと思います。私やファンのみなさんにとって、ある意味ではスタンご自身にとっても『X-MEN』は最高の到達点だと思うんです。」

映画『X-MEN: ダーク・フェニックス』は2019年6月21日(金)全国ロードショー

『X-MEN: ダーク・フェニックス』公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/darkphoenix/

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Source: CB

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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