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『シャザム!』ザッカリー・リーヴァイ、『マイティ・ソー』に感謝 ─ DC俳優として振り返るマーベルでの経験

シャザム!【仮!】
©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

今やDC映画『シャザム!』(2019)のヒーロー、シャザム役で知られるザッカリー・リーヴァイは、かつてマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のヒーローでもあった。『マイティ・ソー』シリーズに登場したウォーリアーズ・スリーのひとり、ファンドラル役である。『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)でMCUを去った後にDCの新ヒーローに抜擢されたリーヴァイは、『マイティ・ソー』出演当時を貴重な経験として振り返っている。

リーヴァイがMCUデビューを飾ったのは、2013年の映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』にて。このたび米アトランタで開催されたイベント「Dragon Con 2021」に出演したリーヴァイが「本当は1作目の時からキャスティングされていたんです」と語っているように、第1作『マイティ・ソー』(2011)時点で、彼はファンドラル役に起用されていた。しかし、ドラマ「CHUCK/チャック」(2007-2012)で主演を務めていたリーヴァイは、スケジュールの都合で出演することができなかったのだ。

マーベル・コミックに夢中な少年時代を過ごしたリーヴァイ。1作目のジョシュ・ダラスに代わり、『ダーク・ワールド』以降で再びファンドラル役に起用されたことを振り返り、「『マイティ・ソー』に参加できたことは夢が叶ったようでした」と語る。そして今ではDCコミックスのヒーロー俳優であるリーヴァイは、「後になってわかったこと」としながら、MCUでの経験に感謝を述べている。

「マーベル・ユニバースでは(ファンドラルは)死にましたが、それからDCユニバースで僕は蘇りました。それがどれだけ信じられないくらいスゴイことで、どれだけ有り難く思っているかは言葉にできないです。歳を重ねた男として言えば、僕は皆に“これぞ僕らのカッコいいスーパーヒーローだ”と思われるほど若くはないです。どちらかというと僕は“長いことずっとオタクだった40歳の男”って感じなんで。だから(製作側も)“てことは中身は成長しないままだから、完璧じゃん”って思ってくれたんでしょうね。」

『シャザム!』でのキャッチフレーズは、「身体はオトナ、中身はコドモ」。リーヴァイは、まさにシャザムが自分に適役だと思っていたのだろう……と思いきや、そうでもなかったらしい。過去には、自分にはふさわしくないという理由でシャザム役を一度辞退していたというエピソードをリーヴァイは明かしているのだ。

結果的にハマり役として新たなヒーロー像をDC映画に誕生させたリーヴァイ。その成功の裏には、マーベルでの経験も活きていたということだろう。ちなみに、リーヴァイはシャザムとして戦ってみたいマーベルヒーローのひとりに、『マイティ・ソー』の主人公ソーの名を挙げている

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Source: The Direct

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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