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ゼンデイヤ、『デューン』撮影中に熱射病 ─ 「漏らしたらどうしようと、水分を摂らなかったから」

デューン 砂の惑星PART2
(c) 2024 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved IMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation. Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.

『デューン 砂の惑星』の世界で、水資源は極めて稀少なものである。物語の登場人物は、自らの身体から出る水分を再利用して飲料水にするほどだ。しかしチャニ役のゼンデイヤは映画の撮影中、全く別の事情で水を飲むことができなかったという。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による『DUNE/デューン 砂の惑星』シリーズで、ゼンデイヤは主人公ポール・アトレイデスにとって重要な存在となる少女チャニを好演。砂漠地ヨルダンでの撮影で、ゼンデイヤは『デューン』ならではの事情で体調不良に陥ったことがあるという。米W Magazineにて振り返っている。

「ヨルダンにいたときのことです。ものすごく暑くて、“トイレが遠すぎるんですけど”ってことを考えていました。ロケ地まで徒歩移動だったから。」

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この映画の出演者たちは、冒頭に記した目的を再現した「スティルスーツ」というコスチュームを着用している。複雑なアーマー機構が施されたこのスーツは、脱着も一苦労を要したようだ。そのためゼンデイヤは、トイレに行くのが億劫になったようである。

 DUNE/デューン 砂の惑星
©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

「オシッコをしたくても、10分かけてコスチュームを脱がないといけないんです。だから“水を飲み過ぎるのはやめとこう”って感じで。正直言って、オシッコでもウンチでも、現場でスーツの中で漏らしてしまったらどうしようと不安でした。」

水分摂取を控えすぎてしまったため、撮影中のある日、彼女は熱射病になってしまったという。「すごくフラフラになっちゃって。トイレの床で母親に電話して、“気分が悪い”って言ったのを覚えています。母は“あんた、ちゃんとお水飲んでるの?”と。私は飲んでないと言いました。水を飲まない方が賢明だと思ったんですが、そんなの無理でした。勉強になりましたね」。

アクションシーンのみならず、砂漠地という環境や頑丈なスーツに包まれての撮影は、身体的な負担も大きかったようだ。しかしゼンデイヤにとって、2作目の『デューン 砂の惑星 PART2』(2024)の撮影はいくらか楽だったという。

それは、彼女が天才テニスプレイヤーを演じた映画『チャレンジャーズ』(2024)の撮影直後だったため。『チャレンジャーズ』のためゼンデイヤは毎日身体を鍛え、しばらくベストコンディションを保つことができたという。そのおかげで、重くて動きが制限される『デューン』スティルスーツのコスチュームにも耐えることができたということだ。

Source:W Magazine

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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