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『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』悪役サフィンを巡る噂、監督が否定「彼はドクター・ノオではない」

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
Credit: Nicola Dove © 2019 DANJAQ, LLC AND MGM. ALL RIGHTS RESERVED.

ダニエル・クレイグ最後のジェームズ・ボンドとなる『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開まで残り1ヶ月を切ったこのタイミングで、ラミ・マレック演じる悪役サフィンを巡って気になる新情報が舞い込んできた。かねてより噂されてきた彼の正体に関するものだ。

謎に包まれた悪役サフィンは、その正体がショーン・コネリー版第1作『007 ドクター・ノオ』に登場したヴィラン、ドクター・ノオ(Dr.No)なのではないかという憶測がインターネット上で飛び交っていた。サフィンが被る能面の「のう」とドクター・ノオの名前の韻の一致が暗示的だとして、一部ファンの間で話題になっていたのである。

このたび、『ノー・タイム・トゥ・ダイ』でメガホンを取るキャリー・フクナガ監督が、米SFX Magazineにて噂の真相を明かした。フクナガ監督もサフィンにまつわる噂を耳に入れていたようだが、「彼は新しいヴィランです」と断言。「一部で推測されているドクター・ノオではありません。彼が、ある意味で永続的な存在になってくれると良いです」とオリジナルキャラクターであることを強調している。

ダニエル版『007』シリーズでは、第1作『007 カジノ・ロワイヤル』(2006)と第2作『007 慰めの報酬』(2008)がイアン・フレミングによる原作小説に基づいており、第3作『007 スカイフォール』(2012)では完全オリジナルの物語が展開された。しかし、第4作『007 スペクター』(2015)でシリーズを代表するヴィラン、エルンスト・スタヴロ・ブロフェルドが34年ぶりにスクリーンに復活。『ノー・タイム・トゥ・ダイ』でも伝説のヴィランがもう1人蘇るかと期待していたファンも多かっただろう。

ドクター・ノオではないというサフィンを巡っては、「スペクターの元暗殺者で、テロの世界の実力者」というプロフィール情報が判明済み。さらに、フクナガ監督は以前、サフィンがクリストフ・ヴァルツ演じるブロフェルドを上回るほどの悪役になることを明かしていた。ヒントは限られているが、とにかくダニエル版シリーズ最強のヴィランであることには間違いないようだ。

ある意味で「永続的」だというサフィン。ドクター・ノオやブロフェルドがそうであったように、後世に語り継がれるほどのインパクトを見せてくれることに期待したい。

Source: Gamesrader+

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。