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『ワンダーウーマン』サミーア役俳優、『007』第25作の悪役にキャスティングされていた ― 今後の見通しは不明

WONDER WOMAN AND ALL RELATED CHARACTERS AND ELEMENTS ARE TRADEMARKS OF AND (c) DC COMICS. (c) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

DC映画『ワンダーウーマン』(2017)で主人公ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマンとともに戦った、元俳優志望の諜報員サミーア役の俳優サイード・タグマウイが、『007』第25作(タイトル未定)の悪役にキャスティングされていることがわかった。ただしダニー・ボイル監督の降板によって、今後も引き続き携わるかは不明だという。

『ワンダーウーマン』よりサイード・タグマウイ(左端)WONDER WOMAN AND ALL RELATED CHARACTERS AND ELEMENTS ARE TRADEMARKS OF AND (c) DC COMICS. (c) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

アラブ首長国連邦の英字新聞The Nationalにて、サイードは『007』第25作にキャスティングされたことを明かしている。配役したのは、すでに“創作上の相違”でプロジェクトを降板したダニー・ボイル監督だった。

「次のジェームズ・ボンドで主要の悪役を演じることになっているんですが、僕はダニー・ボイルにキャスティングされて、もう彼はプロジェクトを去ってしまったので…不確定なところもありますね。」

ボイル監督の降板後、英The Telegraphは、ボイル監督と主演のダニエル・クレイグが悪役の設定をめぐって衝突したとの情報を伝えていた。ボイル監督が冷戦のモチーフを作品に取り込むためにロシア人の悪役を想定していたのを、大きな決定権を持つダニエルが拒んだのだという。

この情報は噂の域を出ない話題にすぎなかったわけだが、“ロシア人の悪役”という設定が検討されていたことは確からしい。サイードは今後の見通しについて、このように述べているのだ。

「監督が誰になるのかはわかりませんし、プロデューサーたちも、悪役をロシア人にするのか、それとも中東の人間にするのかを決めていないんです。この前、メールをもらったんですよ。“中東の設定ならあなたが演じる、ロシア人の設定なら別の誰かになる”と。よくあることです。人生を変えうることと、そうじゃないことの間で、いつも板挟みなんですよ。」

現在、『007』のプロデューサー陣は監督の後任者を検討中だと伝えられている。候補者にはドラマ「コラテラル 真実の行方」(2018)や「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」(2015)を手がけ、映画『スター・トレック4(仮題)』に起用された女性監督S・J・クラークソン、犯罪映画『American Animals(原題)』のバート・レイトン、そして以前は有力候補と目されていた『ベルファスト71』(2014)のヤン・ドマンジュの名前が挙げられているようだ。監督の決定後、ストーリーや設定が再検討され、それによってサイードの関与が左右されるということだろう。しかし、この段階で悪役の設定に検討の余地があるということは、“ダニエルがロシア人の悪役を拒んだ”という情報はどうやら誤りといってよさそうだ。

なおサイードは『ワンダーウーマン』のほか、『憎しみ』(1995)や『スリー・キングス』(1999)、『君のためなら千回でも』(2007)、『バンテージ・ポイント』(2008)、『G.I.ジョー』(2009)などに出演。モロッコ人の両親を持ち、フランスで生まれ育ったサイードは、これまでステレオタイプのキャスティングに抗うため数多の企画を断ってきたという。ちなみにサイードによれば、『007』第25作の配役も「ステレオタイプに陥る可能性がある」ものだとか。そうした意味でも、今後の見通しはいまだ不明というべきだろう。

映画『007』第25作(タイトル未定)は2019年11月8日に米国公開予定。『ワンダーウーマン』ブルーレイ&DVDは現在発売中。

Sources: The National, The Telegraph
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Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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