『007』第25作、監督後任者の検討続く ― 『スター・トレック』次回作の女性監督が候補者入り、米報道

ダニエル・クレイグが6代目ジェームズ・ボンド役を務める、映画『007』第25作(タイトル未定)の監督後任者探しが続いている。2018年8月、『トレインスポッティング』(1996)や『スラムドッグ$ミリオネア』(2008)などのダニー・ボイル監督が「創造性の相違」のために本作を降板したことを受けて、製作チームは企画の再出発を図っているのである。

2018年9月5日(現地時間)、米Varietyは『007』第25作の監督後任者として、新たに二人の候補者が加わったことを伝えている。一人はドラマ「コラテラル 真実の行方」(2018)や「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」(2015)、そして映画『スター・トレック4(仮題)』に起用された女性監督S・J・クラークソン。もう一人は、『X-MEN』クイックシルバー役で知られるエヴァン・ピーターズ主演の犯罪映画『American Animals(原題)』を手がけたバート・レイトンだ。また、ボイル監督の就任以前に有力候補と目されていた『ベルファスト71』(2014)のヤン・ドマンジュの名前も健在だという。


同誌によると、『007』製作チームはクラークソン、レイトンとの話し合いを検討しているようだが、今後のスケジュールについて詳細は不明。ドマンジュとの話し合いは以前から行われているが、プロデューサー陣はドマンジュの最新作『White Boy Rick(原題)』を観ることができていないため、追って同作の試写が実施されるという。

ボイル監督の降板後、『007』第25作の今後については諸説流れた。監督後任者として『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)のクリストファー・マッカリー、『ベイビー・ドライバー』(2017)のエドガー・ライトの名前がささやかれたこともあったが、これらはあくまで噂にすぎなかったとみられる。
また本作は2019年11月8日の米国公開を予定しているため、スケジュールは予断を許さない状況だ。8月下旬の時点では“監督後任者が60日以内に決定すれば公開日を変更せずに済む”との報道もあったが、その真相は不明。しかし急ピッチで企画が立て直されて、予定通りのスケジュールで製作が再開される可能性もあるわけだ。

 

なおジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグは、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)のライアン・ジョンソン監督によるミステリ映画『Knives Out(原題)』に出演することが発表されたばかり。Varietyが関係者に取材したところによると、『Knives Out』の撮影は2018年11月から始まるが、『007』第25作の製作スケジュールには干渉しないだろうということだ。

このたび監督後任者の候補として名前が挙がっているS・J・クラークソンは、『スター・トレック4』で、同シリーズ初の女性監督としてメガホンを取ることが話題のクリエイターだ。『スター・トレック4』は2019年に撮影が始まるとみられているが、同作を手がけるパラマウント・ピクチャーズ&スカイダンス・プロダクションズは、主要キャストであるクリス・パイン&クリス・ヘムズワースとの出演契約交渉に失敗したと報じられている。クラークソンが『007』を手がける場合、こちらもシリーズにとっては重大な出来事といえるが、『スター・トレック4』の今後がクラークソンの『007』登板を左右する部分も大きいだろう。

映画『007』第25作(タイトル未定)は2019年11月8日に米国公開予定

Source: Variety
Eyecatch Image: Photo by www.GlynLowe.com

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