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新『007』は「新鮮かつ爽快」ジェームズ・ボンド新章に ─ すでにロンドンで準備スタート

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
Credit: Nicola Dove © 2019 DANJAQ, LLC AND MGM. ALL RIGHTS RESERVED.

『007』シリーズの新作映画が、すでにイギリス・ロンドンにて動き出しているという。米ラスベガスで開催されたCinemaConにて、Amazon MGM Studiosの映画部門を統括するコートニー・ヴァレンティ氏が認めた。

2022年2月、Amazon/MGMは『007』シリーズのクリエイティブを継承することを発表。過去作品のプロデューサーであるマイケル・G・ウィルソン&バーバラ・ブロッコリとともに合弁会社を設立してシリーズの知的財産権を管理すること、ウィルソン&ブロッコリが今後のプロジェクトに直接関わらないことを明らかにしていた。

新たにプロデューサーとして就任したのは、『スパイダーマン』シリーズのエイミー・パスカルと、『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』シリーズのデヴィッド・ハイマン。すでに2人はロンドンにて新作映画の準備に入っているという。

ヴァレンティ氏は壇上にて、「エイミー&デヴィッドとともに、(ジェームズ・ボンドという)象徴的なキャラクターのレガシーを尊重するとともに、世界中の観客に新鮮かつ爽快な新章をお届けできるよう尽力しています」と語った。「2人はロンドンにいるので、今夜はこの場所に来られませんでした。素晴らしいパートナーシップを築いてくださったことに感謝しています」。

今後、パスカル&ハイマンとAmazon/MGMのチームは新たなジェームズ・ボンド俳優の起用に向けて動き出すことになる。以前の情報によると、Amazonはボンドのジェンダーや国籍を変更することはせず、あくまでも「イギリス人あるいはイギリス連邦出身の男性であるべき」という姿勢のよう。もっともこれらは噂レベルの話題であるため、真相は正式発表で判断するほかない。

Amazon/MGMとウィルソン&ブロッコリによる合弁会社は年内に契約完了予定。新ジェームズ・ボンド俳優の決定、および新作映画の本格的な始動は2026年以降になるとみられている。

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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