洋画大作ファンが2017年夏の公開作のために支払う鑑賞料金は総額17,400円

2017年もハリウッド映画が大漁だ。
上半期だけでも、既に『ドクター・ストレンジ』『キングコング:髑髏島の巨神』『トリプルX:再起動』『ゴースト・イン・ザ・シェル』『ワイルド・スピード ICE BREAK』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』『ローガン』『ハクソー・リッジ』などなど、映画館の大スクリーンで楽しむべき作品が多数公開される。
しかし、『洋画アタリ年』2017年は下半期も嘘みたいにヤバい。劇場でゼッタイ観たい大作映画が毎月、数週間おきに雪崩のように押し寄せてくる、怒涛のスケジュールとなっているのだ。
観たい作品がたくさん公開されるのは嬉しい限りなのだが、一方で「これ全部観てたら、映画の鑑賞料金も大変なことになるんじゃないか…?」という庶民的な不安もつきまとう。いったい、気になる作品を全て観に行くのにはいくら必要なのだろう…?
そこで今回は、2017年夏、7月と8月に日本公開される注目作品を今一度おさらいし、鑑賞料金が述べいくらになってしまうのかを明らかにしたい。
おことわり:
(1)ピックアップする作品は独断と偏見に基づいています。「あの作品が入っていないのはおかしい!」というツッコミは何卒ご容赦ください。
(2)劇場鑑賞料金は、IMAX:2,200円/IMAX3D:2,600円として算出しています。なおIMAX鑑賞料金は劇場により異なります。詳しくは各劇場Webサイトでご確認ください。
7月1日(土)公開 パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊
https://youtu.be/OmkvSo6z5jI
この夏の幕開けとして相応しい、パイレーツ・オブ・カリビアン最新作。今作で第5弾となるから、6月中には過去4作を改めておさらいしておきたい。
シリーズのファンなら必ず劇場に出かけたいのはもちろんだが、巷では「さすがのジョニー・デップももう集客力が落ちているのでは」とも囁かれている。しかし注目したいのは、むしろヴィランとして登場するサラザール。演じるハビエル・バルデムは『ノーカントリー』『007 / スカイフォール』でも”ヤバい悪役”を怪演。ファミリー来場も見込まれる同作において、サラザールさんにはぜひ少年少女のトラウマとなってほしい。
IMAX3D鑑賞料金:2,600円
7月7日(金)公開 ジョン・ウィック:チャプター2
『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』の翌週は、『ジョン・ウィック:チャプター2』を観に行こう。前作はガン・アクションとカンフー・アクションを融合された”ガンフー”を現代にアップデートさせた、スピーディーでスタイリッシュな作風がファンに大ウケ。現在公開されている予告編映像もとにかくキレの良いアレンジとなっており、オシャレなアクション映画としての期待も高まる。海外辛口レビューサイトRotten Tomatoesでは、前作の85%を上回る90%の高評価を記録。
IMAX鑑賞料金:2,200円
7月15日(土)公開 パワーレンジャー
『ジョン・ウィック:チャプター2』翌週末はGOGOパワーレンジャーである。日本のスーパー戦隊シリーズを下敷きとしたアメリカの人気TVシリーズ『パワーレンジャー』の実写映画版。アメコミヒーロー映画全盛期の今、おなじみの5人のカラフルなヒーローがスクリーンに堂々デビューするのだ。人間ドラマ、アクション、巨大メカバトルと「男子の”好き”が全部盛り」な一作。筆者はいち早く試写で鑑賞させて頂いたが、変身までのプロセスを丁寧に描いてくれる分、いざ5人が揃ったときの喜びったらない。
IMAX鑑賞料金:2,200円
7月28日(金)公開 ザ・マミー/呪われた砂漠の王女
1932年の「ミイラ再生」をトム・クルーズ出演でリメイク。今作を皮切りに、ユニバーサル・ピクチャーズが仕掛ける新シリーズ「ダーク・ユニバース」がスタートする。ドラキュラや透明人間、フランケンシュタイン、狼男といった誰もが知る往年のモンスターたちをトム・クルーズやジョニー・デップ、ハビエル・バルデムら豪華キャストで次々と現代に蘇らせ、各作品をつなぐ役割と見られる研究組織プロディジウムを率いるジキル博士はラッセル・クロウが演じる。
マーベルやDCといったアメコミ映画はもちろん、ゴジラやキングコングらが介するモンスター・ユニバースなど、シリーズ映画の「ユニバース化」はハリウッドでトレンドとなりつつある。大注目のダーク・ユニバースは、第一作目となる今作『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』のうちからしっかり押さえておきたい。